【あらすじ】
十六歳の少年【鳴神双雷】。彼は冒頭から早々に死を知る。だがその死は贖罪のための死。傲慢が招いた償いきれない罪に苦しむ双雷。死は生と表裏一体。双雷は別の世界線――ジパングのトーキョーへと転生する。目を開くとそこは神社の境内。そこで宮司の【神宮寺雷兆】と出会う。雷兆曰く、このトーキョーは以前の世界でいうところの一都六県を集めた広さだという。そしてそこは七つの区画で分けられていた。双雷が転生した神社は傲慢区。トーキョーは傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲の七区で構成されている。その一つ、傲慢区の双雷はこの世界の一つの真実を知る。それは以前の世界では都市伝説ということで語られていた怪異が存在していること。初めに出会う怪異、それは異形者【クネクネ】であった。その異形者を雷兆はいとも簡単に倒して見せる。その力は贖罪をする為に必要な神の力。異形者たちを倒し、この異世界の住民を救うための力。雷兆はそのうちの雷神の力を得し者であった。この世に存在する神の力。それは新たな者へと受け継がれていく。雷兆から双雷へと。
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