妾は神じゃ。
遥か太古の昔から
来る日も来る日もこの星を眺め
人間たちが汚したこの星の掃除をしたりして
この世界を正しい方へと導く者。
それが妾という存在で
それが妾の存在理由・・・じゃ。
分かるか?
あまりに目に余る種族が幅を利かせれば
大陸ごと海に沈めたりもする。
まぁ、妾はそんな存在じゃ。
いや、そんな存在のはずじゃった・・・
なのにじゃ・・・
あろう事か、この星の悩みの種ともいえる人間の一人に
先程、討伐とやらをされたようじゃ・・・
そしてどうやら、消滅する事になった・・・のか?!
分かるか?
要するに、ハァ? じゃ。
分かるな? いや、分からぬでも分かれ、頼む。
ほんとに、ハァァァァ???? なのじゃッ!
そもそもじゃ?
なぜ、人間ごときが妾のお家にやってこれたのじゃ?
なぜ、妾の姿を見る事ができたのじゃ?
なぜに、あんな金属の棒きれごときで、妾を・・・グダグダグダグダ。
いや、そんな事よりもじゃ・・・
妾がおらねば、この星はどうなる?
人間どもを野放しにしては
この星は、また、破滅への道を・・・・グダグダグダグダ。
「えっと・・・神ちゃん?
うち、今エンディング見てるから、ちょっち静かにしててー?」
―― ハァ?
さて・・・ 神ちゃんのこれからの運命は、いかに?