戦犯である元第一王子の息子、アルスは奴隷に落とされた。そして、奴隷になってから４日、同じく奴隷となっていた元剣聖の老人に地下労働区にて出会った事でアルスの人生が大きく動き出す。

魔法が日常的な物になった世界、オリンピック競技の一つである魔法武闘の選手であった胡蝶凪は、右手の怪我により時間を持て余していた。 そんな時、彼はある少女の魔法の師匠になって欲しいというお願いをされる。 自分が師匠としてやっていけるのか不安に思う凪であったが、自分よりも小さい弟子が抱える悩みを知り、彼女を立派な魔法師にしてやろうと決意した。

世界の平和の礎となった英雄達が居た。 そして、彼らが死んでから2000年後、再び世界の平和は崩れ始め、同様に英雄は生まれ始めた。 しかし、2000年前とは決定的な違いがある。 それはただ一人、前回の知識を持って生まれた者がいる事だ。 魔法が後退し、科学が発展した世界でかつての魔法知識を持つその者はかつての英雄の一人であった。

2028年9月14日、太平洋のど真ん中に突如として漆黒の球体が現れた。《パンドラの匣》と名付けられたそれは、内部から七匹の《獣》と意思を持つ機械の人形を溢れさせ、人類に多大な被害を与えた。 それから20年ーー人形、《機兵》と呼ばれるそれらによる侵攻と、《獣》が原因で人類に廃棄された都市、名も無きその地には人の道を踏み外した少年達が居た。 少年達は彼らの主人が命じるままに、その地に散らばるある物を拾い続けていたのだが、ある日、少年達の一人、ベルは突如として現れた《機兵》により、友人達と彼自身の命を奪われてしまう。 だが、ベルは死の間際、とある少女に出会い、彼女から新たな命と力を与えられた事で、蘇った。 仲間達の中でただ一人、生き長らえたベルは奪われた仲間達の死体を取り返し、弔ってやる事を誓う。

奴隷であった少年、アレンはある日、とある男性の気まぐれによって自由の身となった。 アレンはその男性に剣の教えを請い、修行を受けていたが、ある日、アレンが起きたら男性は忽然と姿を消していた。 そして、彼の残した置き手紙に書いてあった物は、アレンの新たな目標となる。

他者と関わるのが面倒な大学生、結城蓮也はやはりと言うべきか、孤独な大学生活を送っていた。 そんな蓮也だったが、ある日、家に帰ると家の前に一人の少女が立っていた。 会ったことどころか、見たこともない、そんな少女は蓮也に気づくと頭を下げて頼んできた。 「私をこの家に置いて下さい」

七つに分けられた空、その内の一つイルタミス。 総数五十二の浮島を奪い合う三つの大国の一つ、オニキア帝国に所属するエインは、オニキア帝国に所属していながら、とある目的があった。 それは、オニキア帝国に捕らえられているとある人物の救出。 オニキア帝国の領土に侵入してきたカナンとの出会いから、エインの計画は一気に進み出す。

世界の裏側に紙の裏表のように存在する世界《冥界》。 そんな世界で人間であった筈の青年はスケルトンとして目覚めた。 青年は、自らを《冥界》の案内人だという奇妙な老婆に導かれながら《冥界》で生活するうちに、自分が本来居た場所、つまりは世界の表側に行きたいと思うようになる。 だが、《冥界》にはたった一つの破ってはいけない禁忌が存在していた。

とある王国との戦争後、死体処理を行っていたハルトは生き残りの少女を拾う。 身元の確認が取れない為、とりあえず士官学校に通わせる事にするが、『神姫』と呼ばれる着装型装備を使用した軍事演習の最中、魔物が乱入してくるというトラブルによって、彼女が普通の少女ではない事に気付いた。 この事を報告すれば、人体実験の材料にされると予測したハルトは彼女と共に他の国に亡命する事を決意するが、それに気づいた国も刺客を送ってきてーー。 タイトルは適当、多分変えます。

　2085年、魔法という概念が生まれたことで、世界のパワーバランスが崩れ始めた事をキッカケに第三次世界大戦が勃発した。 　30年以上に渡って続いたその戦争において、ドイツ軍の少年兵として戦場を駆けたハルトは、何の因果か、戦後、アメリカ合衆国の大統領に保護されることとなる。 　アメリカ合衆国にある『カレドヴルム学院』に通う事になったハルトであったが、それを皮切りに、第四次世界大戦へと世界は進み始めた。 　ハルトは大戦を回避して欲しいと大統領に依頼され、世界中を再び駆け回る事になるが。