日本では、よく死んだら来世で幸せに暮らせると言われている。
二次オタ、ゲーマー、腐男子、全てを兼ね備えたキモオタ、十五歳の主人公 多田尾拓也はある日命がけで見ず知らずの犬を助けた事で命を手放した。来世はどんな風に暮らせるのだろう。二次元に飛ぶのか、ゲームの世界にトリップするのか。ワクワクしながら目を覚ますと、十年後の自分の自分になっていた。しかも、十年後の自分は人気漫画家であり、10歳年上の離婚経験ありのシングルマザーと付き合っていた。二次元やゲームよりもパンチの効いた自分の未来で、10年間の記憶間なく人間関係もわかっていないまま、精一杯頑張って生きていく話。