やばいなぁ～今月これからどうしよう…」 パチンコ屋の休憩所で、美月は途方に暮れていた。

「じゃあ、この契約書にサインして」 目の前に突き出された紙。当然すべて英語だった。 留学先のアメリカで、ルームメイトのクリスに誘われて来たバイトの面接先の事務所で 江里子はちょっとだけ途方に暮れていた。

待ち合わせの時間が過ぎた。 やっぱり嘘だったのか、オレはからかわれたのか？ そう思いながら、何度も携帯を確認していた。 美裕からの連絡はない…

「怪しいとは思っていたけど、やっぱりそうだったのね！」 練習が終わった体育館で、二人並んで座っている浩次と仁美 二人の前に、証拠の携帯を持って立っているのが、浩次の妻、有里だった。

「暑いなあ～」 ショートにしてた髪も、だいぶ伸びて余計に暑く感じるし 「少し切ってスッキリしよう」 そう思うと、どこかに美容院はないかな～と辺りを見回した

私が開いているカウンセリングルームに、 彼女…田中麻子が、入って来た時…一見、普通の女の子に見えた。

見るからに『床屋』と言う感じの店のイスに座り、 首には真っ白なカットクロスが巻かれていた。

どうしよう… 純子はこの所ずっと悩んでいた。 こんな事、誰にも相談できないし、本当にどうしよう…

私は普通の専業主婦です 夫は普通のサラリーマンです たぶん、どこにでもいる、ごく普通の夫婦だと思っています ただひとつの事を除いては…

太郎と花子は、付き合い始めてもうすぐ半年の二人、 とても仲良しで、一緒にいると楽しいのだけど、実は太郎は、花子に秘密があったのです