〈杜(もり)の民〉で射撃の名手である〈狩人(かりゅうど)〉のアウィス・シルワウィリデは、〈杜〉と友好関係にある王国の首都に招集される。そこで待っていたのは、男爵家の令嬢で父親譲りの操縦センスを持つレティシア・ヴァルシュタット王国空軍少尉。そして、後にその愛機となる可変前進翼機アトロファネウラだった。男爵家の長男で王国空軍中佐であるルトギエル・ヴァルシュタットは、共和国空軍の大型制空巡航機セラフィムに対する切り札としてアトロファネウラ・プロジェクトを推進。アウィス・シルワウィリデは、その銃手に指名されたのだったが……。
2017年1月17日、「狩人の系譜」から「狩人の血脈」に改題。