女子学生の秋川 藍は、あるとき不意に"彼女"に出会う。
隣で掲示板を見ていただけのその人は、しかしその立ち姿だけで、藍に強烈な印象を残した。自覚も、意味も解らないまま"彼女"に惹かれてしまった藍は、徐々に"彼女"との距離を縮めていく。
交わることのないはずだった二人の糸は、次第に絡まり出していく。
――溶け切らぬ粒子のようなこの想いが、どうか届きますように。
自分を失うような風と傷の中で、少しだけ許された凪を、他人との繋がりで埋めようとする彼女たちの物語。
※この物語は、法律および法令に反することを容認、推奨するものではありません。
※カクヨムにも投稿しています
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884155285
日常 青春 ほのぼの 女主人公 現代 群像劇 学園 キャンパス 百合 恋愛 大学
読了時間:約180分(89,957文字)