荒廃した世界にて、人々は神々の救済を待つ。「教会」と呼ばれる場所を拠点とし、信仰の下神に祈りを捧げる。あの遠き恵まれた日々を思い出しながら。
僅か十数年前、「教皇」が神に捧げた願いとは「永遠の繁栄」であった。それは病なき、しかし幸せの絶えぬ世を意味する。しかし、それに対し返された代償とは「試練」と「信仰」、それは豊かさの破壊と狂信を意味したのであった。
13の神の降臨を目指し、祈りを捧げる人々、そして現れる「反逆者」達。この世界の均衡を保つため、集められたのは「使者」と呼ばれる尼僧の姿をした軍人。己が望みを叶えるため、彼等の戦火が消える兆しは最早存在しない。
そして神々は誕生の時を待つ。