いいことなのか、それとも悪いことなのか、分からない。
でも、多くの人がそうであるように、私もまた、何となく小説を書き始めた。そして、極普通の数のフォロワー様がついてくれて、コメントもある。だから、フォロワー様がいない人の不幸も閲覧数ゼロの苦労も知らない。別に、知りたいとも思わない。
子供の頃は、小説家になりたかった。芸術家になるには、小説を書くことくらいしか出来ることがなさそうだったからだ。
美しく、深く。
言葉を操ることは何よりも美しく素晴らしい。
でも、40を過ぎて、そんなものにはなれないってことを、
世間が教えてくれた。
だから、此処で小説を書き始めた。
※ある映像作品、冒頭部のオマージュです。