30を過ぎて、仕事も趣味も路頭に迷い始めた今日。
毎日朝の7時過ぎには家を出て、帰ってくるのは夜の10時~11時。休みの日は身体も心もボロボロで動けない。
ただ息をしているだけの状態の僕に妻の一言。
『小説書いたら?』
はい? 小説なんか書いたことも、読んだこともほとんど皆無に近い僕に何を仰ってるのかこの方は……
妻は逆に小説を読むのが好きな女性。僕とはまるで正反対。
『小説投稿サイトで簡単に書けるから、やってみなよ。ストレス発散』
僕の中では小説を書くこととストレス発散は決して辻褄の合うものではなかったが、こうして僕は小説を書き始めることになった。
~ノンフィクションです~