今73歳(1951生)のスロットカー製造業(ラジコン、ミニ4駆ではない!)のオヤジです。いわゆる「ものづくり」が本業です。5mmから50mの物まで作ります。
故あって2016年から小説を書き始めました。物の製造以外は興味がなかったので、文学の方は全然でした。小説を書くどころか、一作も読んだことすらありませんでした。「故あって」とは、ピース又吉が芥川賞を取ったと話題になった時、「ヘエッ、芸人が小説を書くんだ……」と気になって、生まれて初めて小説を購入しました。読んでみると「ちっとも面白くない」。
「こんなものならオレでも書ける」と書いてみた訳です。書き出したものの、「最後まで行き着けるんだろうか?」とちょっと不安でしたが、約4ヶ月でほぼ完成。
それが今掲載中の長編「ネット生命ジミー」です。
「なんだ簡単じゃん」と思いましたが、アマチュアが書きやすい物を書いただけ、もっとハードルが高かったら書けないかも、とも思いました。
それなら、落語の笑点みたいに、突然、とんでもないお題を出されて、それを
長編小説として、期間内(3ヶ月と設定)に書けるか、と自分に課しました。
お題は、たまたまTVを見ていたら、東京スカイツリーの特集をやっていました。「京都の五重の塔のアイデアが生きている」など話題になっていましたが、
「あっ、これをぶっ倒す話」なんて面白いじゃん、と思いつき、それからアイデアを練って書いたのが、現在掲載中の「虚構の塔」です。
文学賞に応募しましたが、落ちました。しかしテストケースとしては満足しています。すごく自信になりました。
「ものづくり屋」として毎日ハードワークをしている自分にとって、生意気な言い方ですが、小説を書くのは「簡単」です。模型1種類の製品を企画、設計、試作、製造、量産、広告、販売することに比べたら1/20程度のエネルギーで
できますね。
すごく挑発的な自己紹介ですが、性格ですので、ごめんなさい。
とはいえ、小説を書くのは楽しいです。なろうの作家の皆さんと、いろいろお話したいですね、感想をどんどんお送りください。