自己紹介
町の街灯がジジジッ・・・と消えようとしている。
電灯の寿命が終わる瞬間である。

すなわち、発光ネズミの一生が電灯内で終わる瞬間だ。

今度、電灯の交換を見てごらん。何かを入れる前にチューチューと電球が言ってるから。

電灯の一生ですら、実に感慨深い。

その町こそ。鬼の鳴く町、猛者ラタウン。
獄長の朝は早い。新人が刑務所に入ると、囚人たちは、舐めるようにその新人の囚人達を上から下まで見る。新人の品定めである。
目を付けられた囚人は、看守たちが見てない隙に