自己紹介
ごきげんよう、如月柚希(きさらぎ ゆずき)と申します。

このたびは、私のプロフィールに目を留めてくださり、心より感謝いたします。

◆ 経歴

•理系出身。学生時代は 原子力の研究 に携わり、エネルギーの可能性と人の暮らしの在り方について考えていました。

•同時に、気象学 も学び、空の変化や風の流れに「目に見えないものの法則」を感じ取るのが好きでした。

•現在は データサイエンス の仕事をしています。数値やデータの中に「隠れた法則」や「人の行動の痕跡」を見つけることに、密かな喜びを感じています。


•幼い頃から物語を読むのが好きで、いつの間にか「自分でも書いてみたい」と思うようになりました。


「人の感情」や「見えない声」を、物語という形で描けたら──
そんな思いが、今の執筆につながっています。

人の意思は、どんなにかすかでも消えない。

そう信じながら、言葉を紡いでいます。


◆ 趣味

•占い──人の内面や心の動きを探るのが好きです。

•読書──物語の世界に浸る時間が、何よりの癒しです。

•食べ歩き──街の小さな名店を見つけると、つい立ち寄ってしまいます。

•アフタヌーンティー──可愛らしいスイーツと上品なお茶の時間が好きです。

•お茶──中国茶や日本茶の香りに心が落ち着きます。



◆ 好きな動物

•子豚──無邪気な姿がたまらなく愛おしいです。

•犬──人懐っこくて、信頼できる存在。

•猫──気まぐれなところが、なんだか自分に似ている気がします。


◆ 好きな人

•久石譲──『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』『坂の上の雲』の音楽が特に好き。言葉にできない感情の余韻が残ります。

•宮城谷昌光──『孟嘗君』『楽毅』が好き。人としての誇りや矜持、信念の描き方に惹かれます。

•三島由紀夫──『わが友ヒトラー』『音楽』が好き。言葉がまるで鋭い刃のように響きます。

•白楽天──『長恨歌』が好き。愛の哀しみを、静かで深い余韻に昇華した詩に感動します。

•紀貫之──『土佐日記』が好き。言葉の端々に滲む“心の機微”が、とても人間らしくて愛おしく感じます。


◉最後に

人は、何かを信じたいと願いながら、
信じることに怯えています。

自分の選択が間違いだったのではないか。
今、進もうとしている道が正しいのか。

誰かの言葉に流されてしまうのではないか。

──そうした迷いに、私は何度も出会ってきました。

けれど、私は思うのです。
“どんなに歪んでいても、人の意思は、その人自身のものであるべきだ”と。

人は、時に弱く、傷つきやすく、迷うものです。
だからこそ、誰かの言葉や、外の力にすがりたくなるのかもしれません。

けれど、その「すがる心」に付け入る者がいます。

「これを信じれば、きっと救われる」

──そんな甘い言葉に、人は流され、やがて「自分の声」を失っていくのです。

私は、そうした「人の意思を奪う力」に強い恐ろしさを感じます。

それが、薬であれ、言葉であれ、権力であれ──
人の意志が、静かに押しつぶされ、声が消えていく瞬間。

その闇の深さに、私は何度も心が震えました。
ニーチェはこう言いました。


「私は意志の力を、それがどれほどの抵抗、痛み、拷問に耐え、そしてそれらを自らの利益に変えることができるかによって評価する」


私は信じています。

人がどんなに苦しみの中にあっても、
自ら選び、歩んでいこうとする意思は、
決して誰にも奪えないものだと。

だからこそ、私は物語を描きます。

奪われた声、かき消された意志、押し潰された自由──

その沈黙の奥に、まだ消え切らない「かすかな声」があると信じるからです。


人は、迷い、傷つき、誤る生き物です。
けれど、その弱さこそが、自由を守る最後の砦になるのだと、私は信じています。

──もし、あなたが「自分の声」を見失いそうになったなら、

私は、その声が消えないよう、物語の中で寄り添いたいと思います。

人の意思は、誰にも奪えない。

この信念のもと、私は今日も、文字を紡ぎ続けます。



如月柚希