「あなたはもし、自分の愛する人が、五体不満足になってしまったら、どうしますか? 本当に不変なく、今まで通り愛すことができますか?」
『あなたの愛は本物ですか?』 私が自分の作品を通して伝えたいことは、ズバリそういうことです。
そして、同時に『日野 愛歌 本人の異常性を認識した上で、彼女(私)を理解し、抱きしめてほしい』 という傲慢で切実で不可思議な願いです。
「―当たり前だ」 こう言っていただけたら最高ですね。
私の描くイラストも、お話に出てくる登場人物もみんなみんな日野 愛歌の分身なんです。 私の可愛い子供たちなんです。
彼女らは皆、ココロとカラダのどこかが欠落していて、破壊と秩序を蔑みながらも、悪意と慈愛に満ち充ちて。混沌と創造を愛し敬いながらも、愛とココロを求めています。
『どうか笑ってやってください。それだけが私の願いです』
これは100億の嘘とたった一つの真実が奏でる抱腹絶倒奇々怪々な不協和音。 素敵で不敵な喜劇です。 フィクションの中のファンクション。ゴミダメの中のジャンクション。
徹頭徹尾、戯言なサイコロジカルな絶悪論理。
汚くきれいに。可愛く卑猥に。
『ぜひ≪世界≫の謎を解き明かしてくださいね?ご主人様』
おにいちゃんへ
こんなわたしでも、あなたは愛してくれますか?
わたしをだきしめてくれますか?
彼女を理解してくれますか?
あいかより×××
僕は。僕は妹を見た。まっすぐに。
両眼を貫かれ口内をえぐられ胸を開かれ腹を裂かれ両足を突き刺され両腕を落とされ磔にされた、
最愛の妹の≪懐胎信書≫を瞳に映して。
≪生命≫は静かに。冷たい空気を震わせる。
「―当たり前だ」
瞬間、≪世界≫が崩れる音がした。 ≪I need you≫ is the WARLD END.