違う世界の知識を持った主人公、アンデュロメイアの足掻きと成長と、その結末の話です。
一見見るとこの話、異世界転生物の皮を被って、筋肉で、ゆるゆるでふわふわしています。
ですが、中身は全く違うものが流れています。
気付き、足掻き、成長し、悲しんで、挫折して、また成長する、主人公の生き様。
その根底を、優しさと、その世界の文化と、圧倒的な科学的思考が支えているのです。
劇中の言葉を使うのであれば、
表面は筋肉でいい感じにふわっとしていて、それなのに駄肉はうまあじで、下地はゴリゴリのSFです。
一言で言うと獄いです。とても獄いです。
温かくて頑張っていてすごくて、読んでいた私は最後に涙がでました。
私の能力の及ぶ所では無い素晴らしい作品が故に、拙いレビューになってしまった事をお許しください。
気になった方は是非ご一読を。
きっと素晴らしい世界を堪能できるでしょう。