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登場人物が生きている
投稿日:2020年4月18日
レビューは初めてで上手く伝えられるかは分かりませんが、『これはレビューしなくては』という衝動に駆られました。 まず初めに明言すれば、読んで損は全くありません。 このお話は端的に纏めれば『誰もが経験したことがあるだろう学校生活の一幕』といったところでしょう。 それを巧みに文章に落とし込んでいるため、情景や人物を容易に頭で展開出来ます。いや展開されていきます。 自分は母校の教室や先生の顔が自然と思い浮びました。 共感が共感を呼び、するするとお話に引き込まれていくこの感じ、ヤバイ。 『日常』ゆえに決してそれ以上の範囲を越えません。 しかし! ビビるぐらい現実に即した等身大の『日常』であり、読者はきっと学生時代の自分と重なる描写が必ずある筈です。 思春期の学生特有の情動の豊かさに、良くも悪くも振り回される主人公の『私』は、もしかしたら読者の貴女かも知れないですよ?
レビュー作品 紙飛行機
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