「余命3000文字」!?まず、タイトルに惹かれて読み始めました。
余命3000文字告知された患者は、とにかく訥々と当たり障りない日々を送るよう、判で押したような毎日を過ごしますが…物語中盤に起こったある事件によって、劇的な運命に導かれてゆきます。
物語導入から中盤の事件、ラストシーンに向かって加速していく、緩急の付け方が絶妙!一度読み始めたら最後!読者は物語の船に乗って急流を下ってゆきます。
これだけのドラマを、たった3000文字できっちり書き切った。
これぞ短編小説の名品!
短編小説好きの方にはたまらない逸品を是非一度お試しあれ。