レビューした作品一覧全10件
 ロリは万人が好むジャンルだ。  ユリは万物に効く特効薬である。  ――その二つを掛け合わせたラブコメディが最強であることはもはや語るまでもない。  ここまで読んで「ふむ、なるほどね」と思ったあなた。  是非読んでみて下さい。  はまること間違いなし。  小学六年生の仲良し四人組。  佐々木六花は、幼馴染の乾理沙が好き。  しかし、理沙は同じグループの涼華に恋している。  けれど、涼華は鈴の事が好きだった。  そして、鈴は六花のことが気になっていて……  ああ、すれ違い四角関係。  ゆるい日常と甘酸っぱい恋愛模様が緩急となり、ページをめくる手が止まらなくなります(経験談)  ドキドキが止まらない初恋物語をあなたへ。  エンディングまで泣くんじゃないっ!
虫と青春と倒錯的な少女。
投稿日:2019年1月26日
 レビューを書くにあたり、一つだけ言っておきたいのは、この物語は決して万人が受け入れられる小説では無く、はっきりというならば気色の悪い物語である。  にもかかわらず、わたしがいまこうしてレビューを書いているのは、この小説から途方もない愛を感じ、それをより多くの人と共有したいからである。  この小説のどういった点が気色悪いかといえば、ヒロインの少女が新種の虫の精液とバーミキュライトを食べるところであろう。正直な話、わたしもそこで読むのをやめようとも思った。だが、主人公もわたしと同じく大きな衝撃を受けているのにも関わらずとある行動を取った時、わたしはこの物語は途方もない愛を描いたものだと悟った。  倒錯的な少女の物語。  ぜひ読んでみて欲しい。  そして感想を残していって欲しい。
夏だ! 自殺か? 女子高生ッ
投稿日:2017年12月30日
 人間だれしもが一度は考えるであろう死。  自分が死んだらどうなるのか?  仲の良い友達は悲しんでくれるだろうか?  死後、自分はどうなってしまうのだろうか?  ふと考えると様々な感情がこみ上げて来ることだろう。  今作の主人公である「わたし」は様々な事情から、自ら命を絶つことを決意した女子高生。  同じく自殺を試みる男子との約束で自殺する日を伸ばすことになった。  いつもの日常も終わりを意識して過ごすと全く違った見え方がするようで……。  今作は先ほど触れた「死」に対する思いの変化もさることながら子供で無いが大人で無い、不安定な高校生特有の心理が緻密に描写されてるのが魅力の一つだ。読むものを「高校生」に引き戻す! そんな素敵な魔法が込められている。  死を題材にした一風変わった青春物語をあなたへ。  徹夜して読みふけってしまった私が自信を持ってお勧めします。
「愛する人に生き延びて欲しいと願うのは、罪ですか?」 優しくて”純粋”な妹 紗雪は病弱であった。いじっ張りで卑屈な姉 陽葵は自身より”優れた”妹を誇りに思い”何を犠牲にしても”守り貫くと誓う。 ……ここまで、一話プロローグの概要だ。私はこの時は双子の姉妹の友情を描いた作品だと信じ込んでいた。 だが、そんな私を待っていたのは…… ――ここから先はこれを見た読者諸君が自身の責任をもって確かめてみてほしい。 きっとあなたはこの姉妹から目を離せなくなるのだから。
レビュー作品 Snow White Lunatic
作品情報
この作品は!!タイトル通り!!トラックを受け止めて!!異世界転生する!!熱血武闘派高校生!!を描いた!!コメディ小説であるッッッッッ!! 主人公の!!熱血さが!!なろうでは!!見られないッッッッッ!! なろうの!!転生ものの!!テンプレ異世界を!!熱血で!!打ち破っていく様子は!!見なければ!!損であるッッッッッッ!!!! 最近!!熱血成分が!!足りないと思った!!画面の前のあなたッッッ!! とにかく読んで!!熱血成分を!!補給し!!沢山笑っていって欲しいッッッッ!!
 我々は、恋愛を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!  リア充に比べ、我がリア充撲滅委員会の戦力は30分の1以下である。にもかかわらず今日まで戦い抜いて来れれたのは何故か。諸君!我がリア充撲滅委員会の活動目的が正義だからだ。  これは諸君らが一番知っている。我々はリア充に追われ、非リアにさせられた。そして我々が自由を要求して、何度踏みにじられたか。リア充撲滅委員会の掲げる人類ひとりひとりの自由のための戦いを、神が見捨てるはずはない。  我々は今、この怒りを結集し、リア充に叩きつけて、初めて真の勝利を得ることができる。この勝利こそ、非リア全てへの最大の慰めとなる。  非リアよ!悲しみを怒りに変えて、立てよ非リア!ジーク・非リア!  本作は完結済み。タイトル通り、リア充撲滅する話である。親愛なる同志諸君よ。ぜひ読んでくれ!
 異世界転生という数多の作品に使われた題材にペットショップという斬新な設定を組み合わせることで生まれた新感覚の小説。  この小説の魅力は”魔物を手なずけ共に戦う”という少年の夢が詰め込まれたような冒険の描写や、"手なずけた魔物をペットとして販売する”といった通常の魔物と共に戦う小説ではお目にかかれぬ日常描写。そして主人公とヒロインの独特な距離間。他にも様々な魅力を内包している。  また内容だけでなく文章も表現豊かに描かれており読みやすいのも素晴らしい。  特にモンスターを捕まえ戦わせるゲームをしていた人はこの小説の魔力の虜になること間違えなし!ぜひ読んでみてほしい。
 ――名前のせいで「サクラちゃん」とからかわれる平凡な男子高校生 秋月咲良は無愛想でミステリアスな美女 佐倉咲に恋をした。  「けっ、なんだ。恋愛小説のレビューかよ。恋愛小説なんて読んでいられるか。私は異世界転生ものに帰らせてもらう」  そう思った貴方。あなたにこそこの小説を読んでいただきたい。実はレビューを書いている私もこの小説を読むまではそう思っていたのだ。この小説には普段恋愛小説を読まない私にレビューまで書かせる魔力が込められていた。  その魔力の正体はかわいく特徴的なキャラクターだ。ヒロインの咲が実はとてもかわいいのはもちろん、主人公の咲良も天然な性格もかわいらしい。二人の独特でピュアな関係性も特筆すべき点であろう。  ストーリーもテンポ良く進むため、さくさくと最新話まで読み進められるだろう。  たまには恋愛小説もいいなと思ったあなた。ぜひ読んでいってほしい。
 「お断りします」  ”私”が異世界転生させようとする神にNOを突きつけるシーンから物語は始まる。  神は”私”をどうにかして転生させようと説得し、奮闘するが――  作中、”私”が神にぶつける言葉に読者は様々な感情を抱くことだろう。共感を抱く者もいれば、反感を抱く者もいるだろう。読み手によって主人公の見え方が変わるのが今作の魅力だ。  特にこの作品の最後は解釈が分かれる描写がなされており様々な解答ができるのも素晴らしい。  しかしこの作品の一番の魅力は近年の異世界転生に対するアンチテーゼとなっている点だ。  画面の前の異世界転生ものに食傷気味のあなたへ。    今作はさくっと読める短編小説となっている。ぜひ読んでいってほしい。
  銀髪ロリっ子「魔法使い」(218歳)のナタリー。  赤髪と白いワンピースの対比がバラを連想させる艶めかしい「女神さま」ことミカ。  水色ポニーテールに健康な小麦肌。初登場は一糸まとわぬ姿を見せた異世界の「疑似人格」ことアーティ。  さらに「ケモミミ」青少年ことガウとガオ。  そして忘れちゃならない24歳「会社員」、青木(あおき)巧(たくむ)。  そんな彼らの魅力は”世界をゲームで管理”という斬新な設定から繰り広げられるほのぼのとした会話のラリー。  種族の垣根を超えた緩やかな関係性が見ていて癖になる事間違い無し!  しかし彼らの魅力はそこだけに留まらない。  この作品の戦闘はゲームのお約束を上手に混じえつつ、キャラの個性を活かしている。これがたまらなく素晴らしい。(初陣がパジャマだったのも面白い)  このレビューを見た者は是非本編を読み、この作品の魅力を味わい尽くして欲しい。