レビューした作品一覧全4件
『なろう』小説を書こうと思った事はありませんか? 私はあります。何度も打ち込み、校正し、他者の作品と見比べて全文消す……。そんな事を繰り返していました。 このエッセイはただ一人の作者様が書こうとしただけの感想です。しかし、同じ様に考え、書く事を諦めた方も多いのではないでしょうか? そのような方にこそ読んでほしい。書く事に上手い下手も関係なく、ただやりたいように書いても良いという事を。 この作品がきっかけで貴方が留まっていた脚を一歩踏み出せる事が出来れば幸いです。
積み木の国のお姫様とウソつきカサンバのオモチャ箱のような世界のお話です。 独創的な世界観と童話のような会話文が特徴的です。 その中でも登場人物が積み木で例え、表現している所が素晴らしい。この世界を色よく感じる事が出来ます。 少々文字が詰まり気味で慣れない方だと目が滑ってしまうかも知れません。が、好きな人には堪らない世界だと思います。
星間移動が出来る時代、ある女性が行方不明の恋人を探しにある星へ向かうと言った物語です。 星へ向かってから物語は二転三転と動くのですが、この展開が凄い。 まるで激流をボートで下るかのように、激しく読者を揺さぶるのです。 溺れないようにと、必死にしがみつきますが、止まる事も出来ずに物語の終わりまで読み進めて行く事でしょう 下流で呆然とする私に少し遅れて感想が追いついてきます。 あぁ、何だか不思議な作品だったな、と。 そう、これこそがSFなのです! ぜひ、貴方もSFを読んで見てはいかがでしょうか?
ただ、甘いだけではない
投稿日:2019年1月27日
気持ちを抑えきれず、初レビューを書かせて頂きます この作品のポイントは『甘味』と『苦味』です。 長閑な暮らしや人々、勇者との会話などの『甘味』と、主人公の闇や王国内での勇者の扱いなどの『苦味』、そしてそれを作者様の柔らかい文章が支えています。 ただ甘いのではなく、仄かな苦味によって、より深い甘味をもたらしてくれるのです。 彼女にとってこの地は「等身大の少女」でいれる場所、王国は「勇者」でいれる場所なのでしょう。はたして彼女が帰る場所とはどちらなのか?と考えてしまいます。 この作品は未だ完結していないため、「次の話はどうなるのだろう?」と期待しながら味わう事が出来ます。 この物語の終わりが甘く終わるのか、ほろ苦く終わるのか、ワクワクしながら今日も更新を待たせて頂きます。