気持ちを抑えきれず、初レビューを書かせて頂きます
この作品のポイントは『甘味』と『苦味』です。
長閑な暮らしや人々、勇者との会話などの『甘味』と、主人公の闇や王国内での勇者の扱いなどの『苦味』、そしてそれを作者様の柔らかい文章が支えています。
ただ甘いのではなく、仄かな苦味によって、より深い甘味をもたらしてくれるのです。
彼女にとってこの地は「等身大の少女」でいれる場所、王国は「勇者」でいれる場所なのでしょう。はたして彼女が帰る場所とはどちらなのか?と考えてしまいます。
この作品は未だ完結していないため、「次の話はどうなるのだろう?」と期待しながら味わう事が出来ます。
この物語の終わりが甘く終わるのか、ほろ苦く終わるのか、ワクワクしながら今日も更新を待たせて頂きます。