レビューした作品一覧全22件
完成度の高いハイファンタジー
投稿日:2020年2月2日
まだまだ序盤、スタートラインではあるもののすでに物語の完成度の高さ、テンプレの爽快感はそのままにテンプレにハマりすぎない柔軟性、登場人物一人一人の魅力がふんだんに盛り込まれています。 主人公が良い物語は何があっても面白くなるという意味で安心して見ていられます。 序盤の成長を楽しみつつ、先々に輝きそうな登場人物たちも現れ、ここからが楽しみな作品。 おすすめです!
作者は書籍化も決めたラブコメ作家 全作品を通して一貫してキャラクターが可愛いです キャラクターが可愛いとどんなストーリーでも楽しめるのがラブコメ そして終始軽快なトーンで進んでいくので非常に読みやすく、ストレスフリーにラブコメの良いところを楽しめる作品です 今回はヒロイン、主人公ともに相手に特段興味や好意が無いところからスタートしている分、近づいていく二人の駆け引きを存分に楽しめる作品です まだまだはじまったばかり、今から追いかけることを胸を張ってお勧めできる作品です
これからはじまる王道ラブコメ
投稿日:2019年10月26日
他を寄せ付けない素っ気無い美少女クラスメイト 主人公は積極的に接点を持つつもりはなかったがはからずもヒロインと近づいていくことに 氷の令嬢と呼ばれるほど塩対応のヒロインが徐々にその素顔を見せて氷解していく物語ですが すでに序盤から想像力を掻き立てられるシーンが続きまだデレてないのにもう可愛い 三人称視点でありながら非常に読みやすく、 作者の力量は折り紙付き 安心して読める超王道ラブコメをスタートから味わうならいま! ぜひこのタイミングでチェックをオススメできる作品です!
投稿後すぐではありますがこの作品はおすすめしなければと思わざるを得ないクオリティです。 ランキングにも取り上げられるのは間違い無いと思いますが、 その前にぜひ乗っかっておいていただきたい。 初恋の幼馴染と隣の席の超絶美少女というダブルヒロイン それぞれの思いが交錯する三角関係が間違いなく今後、 物語を盛り上げていくと思います。 作者も前作から現実恋愛ジャンルで長く評価を受けており安定感抜群。 前作ではイラストも物語を盛り上げましたが今作は……? 目の離せない注目の作品と自信を持っておすすめします。
理想的な押しかけもの
投稿日:2019年8月18日
超積極的な歳下美少女 両親公認の同棲生活スタート 最高の展開で何の障害もないかと思えば、 ヒロインは幼馴染の妹。 つまり、幼馴染自身が最大のハードルとして立ちふさがり、 2人の仲はそう簡単に進展しない。 遠慮なくアタックしてくる歳下美少女と、 世間体と幼馴染を気にして動けない主人公の じれじれの恋愛物語の幕開け。 たった4000字を読んだだけで日常の疲れを吹き飛ばし、 読み手の心を癒やし、 書き手のやる気を高める そんなおすすめ作品です。
ヒロインが清楚なのにエロい この矛盾を違和感なく成り立たせる設定に、悪くいえばありふれたテンプレの1つである七つの大罪を絡めているところが非常に面白い。 主人公は食欲に支配されていることが、話のテンポを引き立てている点など、 なろうテンプレの良いところをこれでもかとしっかり料理しきっている作者の腕に、安心して作品を楽しむことができます。
弱種族に転生 目に見えるステータス 目に見えて増えるスキル 増える仲間 1話毎強くなっていく王道展開をしっかり楽しませてもらえる作品です。 しかもこれ一本でしばらく楽しめる文章量! もちろん王道=テンプレ。 どこかで見たことがある設定であることは間違いないものの、これをしっかりまとめきって書き上げている作品は少ないのではないでしょうか。 一方で超王道のチートスキル持ち転生主人公でありながら、 転生時点で寿命30日という大きな制約に立ち向かう必要があるなど、単細かいステップで楽しめるなど工夫も随所に見られる作品です。
ずるい作品(褒め言葉)
投稿日:2019年7月15日
タイトルのまま まず1話を読んでみてほしい。 誰もが絵本で知っている物語が、 まさかの超訳描写で蘇っている。 先がわかるからこそ、そして短い中にしっかりとした起承転結の安心感があるからこそ描写がぶっとんでも面白い。 発想の勝利と言える作品だがしっかりクオリティもまとまっている。 レビューを見てる人は書き手か、なろうに鍛えられた読者だと思う。 書き手ならこの作品、ずるいと思いながら読み進めてしまう。 読み手ならこの作品、新鮮味が強くいい刺激になるはず。 知っての通り短い上に一話完結 時間もかけずにさらっと読めるので、ぜひ一度
言葉に表しきれない光る作品
投稿日:2019年3月8日
100話を少し超えて完結。 非常にすっきりとした読後感を味わえ、それだけのためにも読むことをお勧めしたいです。 この作品の何よりの魅力は主人公に翻弄される登場人物たちを高みの見物で眺めていれば、あらかじめ魔王の用意したシナリオ通りに望む以上の結果を楽しめるエンターテイメント性。 時に登場人物たちと共に読者も翻弄されながら、あるいは成長を続ける登場人物たちから主人公と共にこちらが戸惑わされたり。飽きることなく仕掛けられ続ける伏線とその回収にあっという間に進むほど良いテンポ。 この作品はまだ一章の完結のみ。この先の彼らを見るのが待ち遠しいと思える、登場人物が生きた作品です。
あらすじだけで面白い
投稿日:2018年10月7日
この設定で面白くならないはずがない その感覚は、この小説家になろうで読み書きをしている人たちにとって非常にワクワクする感覚ではないでしょうか まさにこの作品、どう転んでも面白い その先の流れを考えるだけでいくつもの道筋が頭に浮かぶように、こちらの意識を刺激される作品 そしてこの作品は、その期待値の高すぎるあらすじな対して、しっかりとした土台をもって応えてくれています 非常に作り込まれた世界観は、1話ごとにこちらの意識を物語の中へ引きずり込んでいってくれます 3人称視点で進む文体も安定感があり、安心してこの先に期待できる そんなワクワク感を是非、味わってみてください
単純かつ絶妙な面白さ
投稿日:2017年9月2日
この作品の魅力は、非常にバランス感覚の取れた“ちょうどよさ”であると思います。 一話の引きは設定を大きく明らかにしていないにもかかわらず、十二分にその先の展開を想像し、続きを読ませるだけの力を持っています。 そこからも一話ごとの情報量、引き際、展開、登場人物の行動が非常に“ちょうどいい”。 疲れさせない範囲の中で、常に続きを読みたいというこちらの意識だけを掻き立ててくれる。 そこに読み疲れはなく、すらすらと気付いたら時間が経っていたと思える作品。 色々書きましたが、単純に面白い、安心して読み進められる作品です。
この短さで恋愛脳を刺激される
投稿日:2017年9月2日
1500字程度、あっという間に読み終わります。 この文字数の中で、恋愛小説特有のこちらをくすぐってくる甘酸っぱさ、青春を感じさせる高揚感を与えてくれます。 ただ甘い作品で終わりではなく、タイトルから流れるように、短い中でスムーズに前後のつながりができており、伏線と回収という短編ならではの魅力もしっかり押さえられている、お勧めの作品です。
レビュー作品 温めますか?
作品情報
ただただ面白い!
投稿日:2017年9月1日
あらすじも序章も、よくある物語のようではある。 科学の発展が人類を追い詰める、追い詰めた本人が時間遡行によって人類を再び救いに行く。 よくある物語というのは、つまり多くの人に支持されてきた物語でもある。 その作品の根幹の魅力が保証されている。 その上で、この作品は面白い。 まず小説家になろうという投稿サイトでの鑑賞にむけた、簡素かつわかりやすい表現で書かれている。 わかりやすい表現で面白いストーリーを組み上げていって、面白くならないはずがないという確信を、わずかな時間で得られる。 一話一話のまとまり・構成も優れている。 絶妙な長さと引きで、次々読み進めてしまう。気付いたらあっという間に進んでいた、という苦痛の伴わない読書が実現できるだけの表現力がある。 どの点を取っても安心して読み進められ、その上で先が気になるだけの魅力を持った作品。
バランス感覚に優れた純文学
投稿日:2017年9月1日
二話目の冒頭に食事がでてきたのが狙ったのだとすればものすごい天才的な感覚ではないかと思える絶妙な描写でした。 純文学、立場上触れる機会はありますがやはり今の娯楽として読むにはしんどい重さがあります。 美しい文体を堪能できる一話から、ではこの文章を読み続けられるかと言われれば少ししんどさを感じるところで、日常の象徴である食事がでてくることで一気に小説が身近なものになります。 そのまま登場人物二人の会話へと移行。ここでも美しい描写がありますが、ここで一話目の純文学らしい流麗な描写が生きてきます。二話目以降の雰囲気に、安心して浸ることができる。 純文学でありながら、娯楽として読むための必要な要素をしっかりを持っている。非常にバランス感覚の取れた作品だと感じます。
レビュー作品 礼装の小箱
作品情報
想像力を大いに刺激する作品
投稿日:2017年8月27日
謎の多い物語なのに、すっと入ってくる不思議な感覚を味わいました。 鉄格子に閉じ込められた主人公は記憶を持たず、鉄格子に閉じ込めた方の目的もわからない。 わからない中を少しずつ読み解いていく。 記憶がない主人公は、読者と同じ目線、視点で語ってくれる。この描写をもとに様々なことをイメージしていく。もしかしたらこうだろうか?ああだろうか? そんなことをしているとあっという間に終わりを迎えてしまう。主人公が最後に得た感情が、読み終わったときに私たちが感じるものと繋がっているようで、最後まで引き込まれる力作でした。
レビュー作品 クロムの空
作品情報
和風ファンタジー
投稿日:2017年8月27日
流麗な文章によって紡がれる和を感じさせる物語。 アクションを伴う戦闘シーンにおいても、しっかりと伝わるわかりやすさと、雰囲気を作り上げる多彩な語彙で作品を盛り上げている。 まだまだ一章だけでは物足りないと思わせる引きの良さ。一話一話の完成度の高さがおすすめです。 和の雰囲気でファンタジーを楽しみたい方におすすめしたい良作。
天使が描き出す物語
投稿日:2017年8月27日
死を迎える“死確者”の元に、天使は訪れる。 その人の未練を解決するために。 自然な文章で淡々と進められる物語の中に、こちらの想像を掻き立てられる様々な描写がある。 物語の中で、最も心を揺さぶられているのは“死確者”だろう。だが、作品はその内面にあえて踏み込まない。 どこか常識からずれた“天使”を通して描かれる短い物語の中で、間接的に読者は感じ取る。“死確者”の複雑な思い、葛藤。未練と向き合う姿は、人生そのものへと向き合う姿に似ている。 引き込まれる雰囲気の中でいつの間にか物語が終わる。そんな魅力ある作品。
レビュー作品 天使と〇〇
作品情報
二次創作というジャンルの中で
投稿日:2017年8月27日
二次創作というものは、漫画ではよく見かけるがその分小説をあえて読もうとはあまり思わないのではないだろうか。 漫画は一見してその方向性がわかりやすく、好みに合うか、クオリティはどうかといった判断ができる。 一方小説は、ある程度時間をかけて初めて見えてくるものがある。 この作品は、原作の知識に疎い私が引き込まれるだけの魅力がある。 作者の力量を感じる地の文から、ある種の安心感も感じ取れる。 軽視されがちな二次創作の小説だが、一見の価値がある作品だと思います。
レビュー作品 半端者
作品情報
なろうの今を生かした作品
投稿日:2017年8月27日
冒頭部分からエッセイとしても一作品として完成させられるような、皮肉の利いた視点から現在の異世界チートについて語られており、その切り口は軽快で読んでいてなるほどなと頷かされます。 それでいて異世界物語、厭味な方向へ行くかと思いきや、内容の泥臭さに主人公のさわやかさが見事にマッチしており、非常にまとまりのある作品になっています。 主人公に好感が持てるというのは、物語に置いて最も重要な要素の一つだと考えます。 泥臭い中に主人公のさわやかさがしっかりと生かされている。文章の軽快さも相まって、親しみのもてる良作です。
ミリタリーと異世界はずるい
投稿日:2017年8月27日
ミリタリー知識を生かした異世界もの。 ミリタリーはそれだけで魅力にあふれた要素だと思います。 それっぽいかっこいい名前、それっぽいかっこいい用語、異世界において圧倒的な戦闘能力を説明不要でぶっ放せる最強のチートアイテムではないかと。 もちろんこれを生かすには相応に知識が必要ですが、全く知識を持たない者が読む上では非常に楽しめるだけの要素を書き切っている力作です。 血なまぐさいというか、現実味を帯びた異世界の過酷さを表現するに当たり、現代の重火器が非常に良い作用を与えています。
前へ 12 次へ