おっちゃん(主人公)の柔らかい関西弁風なしゃべり口をベースに、その気になれば1章で単行本1冊に膨らませそうな話を、最低限の描写でテンポ良く読ませてくれます。
話がおっちゃんの目線で書かれているため、おっちゃん不在で話が進むことがないため、読んでいる側もおっちゃんのそばに居るような気分にさせてくれます。
中年のおっちゃんという設定のため、恋愛要素や努力・友情・勝利のような要素はありません。今までの経験や本人の人柄で事件を解決しては去って行く、というのがお約束になっています。
決して奢らず、どこまでも謙虚なおっちゃんの冒険に、ゆっくり付き合っていきたいと思います。