レビューした作品一覧全1件
読み始めてまず目に付くのは、ありそうでなかったガチャの設定の妙。 「なかなか面白い設定だな」と思いながら読んでいくと、そんな設定の面白さもぶっ飛ばすほどに愉快なキャラクターたちが現れます。 具体的に言うと、ぽんこつ妖精がぽんこつ可愛い! セリフの力技で笑わせてきたなと思ったら、ときにエッジの効いたボケで読者の腹筋を攻撃してきます。 思わず笑ってしまう凸凹コンビの主人公たちのやりとりと、「強く生きろ」と応援したくなるポンコツさ。さらには面妖なアイテムによる爽快感のある冒険劇。 まだ序盤ですが、小説に腕力というものがあるなら、まさにこの作品こそを豪腕と呼ぶのでしょう。真正面から面白いです!