レビューした作品一覧全9件
興味と興奮が調和した名作。是非その目で。
投稿日:2018年5月22日 改稿日:2018年5月22日
突如として世界に蔓延る呪いの木-タタリギ 常識が通じないその植物を屠る者-ヤドリギ 両者の攻防を鮮やかに描き、まるでドラマや映画のような読み心地、読み応えのある作品。 「ヤドリギ」は、緻密に練られた人間関係と大胆な対人植物が丁寧に織り込まれており、年齢問わず楽しめるものだと思う。年齢に応じて考えさせられる事も様々だ。 この物語を読んで、私は人間社会のあり方について考えさせられた。個人的にはAIと関連付けて読んだ。この作品は、見る人によって違う価値観を産むものである。価値観は違うから当然かもしれない。 しかし、その当然な「読者へ伝わるもの」が純粋に、丁寧に織り込まれている作品は、ラノベではあまり多くはない。 私はこの物語が大好きだ。世界観も人間観も。 当然、私一人の心を動かしただけでなく、もっと多くの人を魅了出来る作品である。 どうかより多くの読者へ「ヤドリギ」を。
 特に大した取り柄もなく、人一倍人見知りの少年。  父が死んだあの日から、鑑定士の仕事を継ぐことにした。  鑑定が出来ない二代目鑑定士(主人公)と、鑑定が得意なのに何故か雇ってほしいとやって来た変な女子。  二人の日常的な交差の中で、煌めくものは何なのか!?    日常の中に隠れた風景描写!  日常に光る二人の何気ない会話!      あれ?まだご覧になっていない?  是非見ましょう!絶対見ましょう!!
 国は一つの政策を考え出し、試しに一つの都市で、それを施行した。      「実力至上主義制度」  それは、学問などは関係の無い、暴力の世界。    主人公・西宮彩椰(にしのみや・さや)  学生にして、この世界での最高位【エンペラー】の称号を持つ、この少女が紡ぐ物語。  暴力を規制し、学問を強制したあの頃……  そんな事を思う日も、遠くないのかも知れない。  我々にも起こりうるかもしれない可能性の世界。  暴力世界の正義と正義。  そのぶつかり合いの結末とは-  一度ならず、二度、三度と読んでおきたい作品です。  
 この作品は設定がとても良いと思った。人間の食糧不足から始まる負の連鎖。    まるで今後の世界を暗示しているかのようである。    人間にもいずれ来る破滅。  なにもせず呑み込まれるのか、抗うのか。  人はあとになって気づく。  自分達が増えすぎたことに。  人々はあとになって思う。  我々は、人間至上主義すぎた。    少しでも未来を紡ごうと思った方がいらっしゃるのなら、ぜひこの作品を読んでみてほしい。  
レビュー作品 Eaters Eaters
作品情報
 この小説を読んで、まず最初に驚くべき点はその文章力である。  すごくすらすら読める、しかも丁寧。頭の中で読者が想像しやすいようになっていると感じた。  そして、キャラの唯一無二性。一人一人のキャラにしっかりとした設定があり、構造上グダグダにならないよう配慮されている。しかも!女子キャラの特徴を細かく書くことで、まるでアイドルの推しメンを見るようなワクワク感などがある。  主人公目線で一括されており、私はとても面白い話だと思った。  もし興味が出た方は迷わず読むことをオススメする。
とんでもなく主観的な意見ですが、私はこの作品が凄い好きです。恐らく「鋼の錬金術師」を好きな人は結構ハマると思います。 謎 から始まるストーリー。 読みやすい展開。 神の使いの『レクトル』 滅びゆく人類は最後の希望をかけて戦う。 異世界ぽさを漂わせつつ現実世界のストーリー。 色々説明がはいっていて、私のように無知な人でも夢中になれる作品であると思う。 是非一度ごらんあれ!!
レビュー作品 神との戦争
作品情報
まず評価すべき点はよく分からない描写から始まるストーリー。おそらくこれからの話でいろいろ謎が解けていくのではないか そしてあーちゃん(ヒロイン?)の行動が特に丁寧に描写されており「僕」目線がとても読者に伝わって来る。 また、ぽっちゃりな主人公なのに「汗」などのありがちな汚らしい表現がほぼなく、とてもスルスル読める作品であるとおもった。
見所はズバリ一つ一つの描写
投稿日:2017年12月5日
主人公だけでなく、周りの人間の描写もとてもわかりやすい。読者が読み取りやすくなっていると思う。 私が注目した点は「設定」もある。 この物語の設定の良さは、異世界でありつつ現実世界のようでもあるところにある。 今までのなろう小説は、異世界というと無双・チートなどが多く、現実世界では恋愛物が多い。 しかし、このような異世界なのに現実世界の常識を当てはめる、近未来の科学のようであり魔法もある。といった形式のものを少なくとも私は知らない。 新しいジャンルで新しい挑戦ではあるが、作者さんには頑張って言ってほしい。 私がここで喋ってもあまり伝わらないかもしれない。 百聞は一見にしかず。 貴方も1度見てみては?
心情の移り変わりの描写
投稿日:2017年12月5日
この作品で一番に注目すべきなのは主人公の心情の移り変わりである。 正直、あらすじを読まなかったら一話、二話をみて孤独、切なさが描かれるストーリーだと思う方が多いと思うが死んでからギャグに移る、その移り変わりのタイミングがとてもうまいと感じた。 この先も読み続けていきたいと思えるような読みやすさ、独自の面白さが備わっている。