初レビューです。お手柔らかに
この小説をレビューさせて頂くにおいて「3つ」の要素に触れたいと思います
①世界観
世界観は至ってテンプレート
綺麗な転校生が隣の席に転校してきて、主人公達を巻き込む事件を起こし、時に問題を解決したり、ややこしくしたりしていきます
そのテンプレートは物語を飲み込みやすくしてくれます
②人物
・クラスメイト
クラスメイトはその言動に辛く厳しい現実が見え隠れしています。凄くリアルなような、ただの一過性のような、1度の人生では判断に難しいとすら思われる人間関係で成り立っています
・魔王
魔王はそんなクラスメイト達の生活、作り上げたシステムを、少しずつ壊していきます。生き生きと動き回り、小説内を楽しげに、時に苦しげに生きています
③描写
時に難しい言葉遣いが出てきます
その表現は辛さが目立つ小説の中にとてもマッチしています
著者の強い個性とも感じられます
伸ばして欲しい