思わず見込んでしまった。
この物語は自問自答、という言葉で片付けてはならない。
何故ならそこにいるのは自分であって自分でない存在ー象であるー
主人公が認めてしまった存在を、作り出した想像を鵜呑みにしてしまい、自身の中に存在してしまう。
これは人間誰でも同じことをすることだと思いました。
誰だって自分の中に、自分を偏見的に見る者を作ったり妄想し、分かっていてもその姿や言葉を認めない存在を作り、綺麗なままでいたいと願うものです。
その者はいつも自分と同じような考えの存在でもありますよね?
でもそれは本当に自分なのか?それともただの妄言?偽り?
分からないならこの物語を見ればいいと思います。
そんなことを考えさせられる少し怪奇なお話です。