レビューした作品一覧全2件
思わず見込んでしまった。 この物語は自問自答、という言葉で片付けてはならない。 何故ならそこにいるのは自分であって自分でない存在ー象であるー 主人公が認めてしまった存在を、作り出した想像を鵜呑みにしてしまい、自身の中に存在してしまう。 これは人間誰でも同じことをすることだと思いました。 誰だって自分の中に、自分を偏見的に見る者を作ったり妄想し、分かっていてもその姿や言葉を認めない存在を作り、綺麗なままでいたいと願うものです。 その者はいつも自分と同じような考えの存在でもありますよね? でもそれは本当に自分なのか?それともただの妄言?偽り? 分からないならこの物語を見ればいいと思います。 そんなことを考えさせられる少し怪奇なお話です。
レビュー作品 小さな象の私
作品情報
主人公の心情に心引かれる作品
投稿日:2018年8月11日 改稿日:2018年8月11日
夢が破れてフリーターに、そんな彼が待っていたのが死という残酷な運命。25歳の彼の最後の願いがDT卒業、この時点で現実的で人間味を感じた。 読んでいて主人公が自分(読者)になってしまう心情、主人公視点で読めば読むほど魅了してしまう。 主人公秋色の今後が気になる作品、そして可愛いよリライと誰もが心から思うことだろう。 リライトトライ、是非お読みになってみて下さい。