どんな物語にも世界観がある。
剣と魔法の世界。過去に多くの人々が思い描いたそんな世界。空にはドラゴンがいて、魔王や勇者がいて……そんな固定観念をぶち壊してきた作品はなろうだけでも、数多にあります。
しかし、こんなほのぼのとした牧歌的なのに、スケールが大きすぎる話がこの剣と魔法の世界でドンドン動いてます。
しかし、主人公であるヒラクののんびりとした一人称での文章により、全てがのんびりとしてます。
いわば世界観と文章が合っていない。しかし、それが見事な調和を見せている。
この作品を読むと、自分の既成概念を破壊され、残るのはほのぼのとして穏やかな心です。
せめて一読してほしい。そんな作品です