織田信長、古今東西さまざまなキャラの存在する織田信長。時には真っ二つになったままお茶を立て、時に那須与一や島津豊久とともにエルフやドワーフを解放し、時には沖田総司と共に人類最後のマスターのサーヴァントになったり。
あらゆる創作でかなり弄られ、魔改造され続けてる織田信長ですがやはりそれは当人に魅力があったからに他ならないと思います。そしてその魅力がなんなのか。この作品の1話で私は納得できました。
本能寺の変、自分の最期の瞬間に目に映った平和な世の中、彼は民衆がのんびり過ごすその風景に、満足したように笑います。
たくさん殺して、たくさん焼いて、たくさん滅ぼして、魔王とすら呼ばれた彼、もしくは彼女がたどり着きたかった光景はなんのことはないいくさのない平和な世の中だったのかな、と思いました。
血と炎と死の道の先に、それがあると知って進める人間。ここまで愛される理由がわかります。