レビューした作品一覧全12件
"許されない自分" なんてものは、だいたい自分自身で作り上げていて それを許せるのはやはり自分自身しかいないんだけど 一度許せなくなった自分を自分で許すのはとても難しくて だから誰かに許してもらいたいんだけど、それはどうしようもない傲慢で、覚悟無しにしていいことではなくて ただ、それと出会った自分が、やっぱり自分で許すしかないのだ これは辰巳先生シリーズの続編だけど 折しも第一回の時系列は前作の過去 本シリーズは"文学に準えた事件"を扱うが もし、前作は難しかった、と、やめてしまった人が居たら、是非ここからの導入をお勧めしたい
久々に眼がしらの熱くなる話だった。 稀に、こうさせられるのに冗長な文字数が必要ない時が有る。不思議だけどこれが"小説"ってものなんだろう。 人の業というものを考えさせられる話で してしまったこと。してもらったことは何処までも変え難く。 例えばさっき人を殺した殺人犯が、気まぐれで与えたあんパンで今日を繋いだ孤児にとって、殺人犯は"悪者"なのか。 嗚呼、チャッキー。最初のチャッキー・ノリス・ファクトなら彼女がもう話してたさ。 "こいつはお前が人生で一番最低でクソみたいな時に、突然動き出して全部、ぶっとばしてくれる" ってさ? うん? それってどういう事? おおっと、これ以上は、無粋。
少し煽るようなタイトルでごめんなさい。 皆、とっても大好きで大好きで大好きで大好きで それが素晴らしいのを。その素晴らしいものを自分が大好きなことを。 誰かに知ってもらいたい。その誰かにも好きって言ってもらいたい。そう思った事は無いですか? 私にとってこの作品がソレなんだ。 もう何がすごいって言わないよ? 本文以上のこと書ける気がしないから。 でも重ねて言うけど私はこの作品が大好きで大好きで大好きで大好きなので、みんなにも知って。そして好きになってもらいたくて仕方がないんだ! お願いします!誰か!
って、思った事は無いか。 いっぺんくらいあるでしょ? 自分はツイッターで宣伝打ってるのを見て この作品に飛んできた。 ついでにいえば読んでる最中に良く知る友人に これ読んでみてよって言われて俄然最後まで読む気になった。 作者が"お願い"してることは何も難しい事じゃない。 レビューが敷居高いなら 最小単位、感想にプラス1行するだけ! これで良いんだ。 しかも悩む必要も考える必要もない。 ついったで見た。 レビューから来た。 新着から、友人の紹介で、たまたま目にして。 事実をただ一行、いつもの感想に付け加えるだけで良い。 作者なら己の魂の名を。 読者なら大切な宝物のラベルを。 システムに"決められてしまう"現状、変えたくはないか?
上海1930! 功夫×蒸気機関!?
投稿日:2020年3月22日 改稿日:2020年3月22日
魔都と呼ばれた二次大戦前の上海。 カンフー×チャイナドレス! ヒストリカル×スチームパンク! 道教×アクション! ですって!? なんそれパワーワード入り乱れ過ぎて キーワードだけでも妄想がはかどり過ぎて 今後の展開に期待しかない! え?チャイニーズ・スチームパンクたって この広いなろうサンにいままで1つや2つくらい・・ ――ねェよ! なかったんです!(発見してないだけかも) そして単語の魔術師たるGyo@¥0さまによる ステキなルビ!ルビ!ルビの数々! もうあっしの中二ゴコロは刺さり過ぎて 出血多量の大惨事!(主に鼻血)
つまり「主人公運良すぎね?」というやつだ。 しかしながらとあるキャラのこのセリフで 私は「へぇ!」と納得させられてしまったのだ。 途中の展開に首を傾げた方は、ぜひともこのセリフを見るまで読んでほしい。 さてそんないたもんの世界では 現実の「常識」を持った転生者がそこかしこにいる。 突然何かの力を与えられ、異世界に放り出された彼等は、実に人間らしく、生々しく、自分に正直に、生きる。 そんなチート能力者達「勇者」を取り締まる主人公、楠木麟三は「異端審問官」である。 ――そんなん置いといて、この作品はそんなファンタージーっぽい世界で準人型多脚歩行戦車(所謂ロボット)が銃撃戦繰り広げるシーンが有るんですよ! ほらそこのロボ好き! 読みたくなったでしょ!?
なんやそれ、通販の煽り文句? まぁそう思われても仕方がない。 こんなあっしの語彙力ではそんな駄文が限界だ。 どうか、だがしかし、どうか怖がらないでほしい。 りっぱな文章じゃなくてもいい るーるなんてないんだって↓の人もゆってるしさ!(゜∀゜) ようは口を突いて出た言葉をそのまま文章にする勢いでいいんじゃないかな! んっん~。でもでも。 できればカッコイイ文章で応援したい!でも書かなきゃ文章は育たない! ね! みんなもレビューを書いてみようよ!(>_<)
もう、すばら。 主人公の辰巳先生がね。こう、親身になってくれるタイプの先生なんですよ。 学校内で起こる不和を未然に防ごうとして、いろいろと心のケアをして回るのですが、十代の女の子たちがですね。傷心の折にですね。優しー言葉をバシバシ浴びせてくれるわけですよ。 作中の少女の言を借りるのなら 「好きになるな、って、そんなの無理です……」 ほんとそう!もう!ほんとそう! ほ、ほだ…絆されるぅぅ。 そして物語に絡めて時折差し込まれる授業パート。 これが結構「授業」として面白くてですね。 扱われている題材の「舞姫」だとか「羅生門」だとかの原文に興味が持てる様にうまく誘導してくれてるんですね。 教科書に載ってる訳文ではわかりにくい、現代語的な解釈を交えて古文を優しく説明してくれます。 こんな授業受けてみたかった(>_<)
まず何がって、とにかく可愛い。 これに尽きる。 15歳の少女が日常を過ごす諸々。 冬至際に交換するプレゼントづくりに悩んだり、紅茶の香りに綻ぶ表情だったり。 一方で外観描写が30cmほどの黒い棒でしかない「なまこ」がその会話文ひとつで悶えるほど可愛く感じたり。 ではキャラ小説か。 そうでもない。 この物語は魔物に半ば占拠されつつあるという、現実の地球の未来を模しているが、その世界が深く作り込まれ、そこに暮らす人々の生活がリアルに描かれている。 基盤が現実の地球ということもあって、"本当にこんな未来、あるかも"だなんて思わされる説得力のある世界が、其処に有る。 そんな世界で生きる彼らが、どうしようもなく愛しいのだ。 数話も読むうちに、タイトルそのものから感じた軽さは吹き飛ぶと思う。
背中を預け合う男と男の緊張感。 そんなものに抱く読者の感情は一通りではないのでしょう。 熱い友情? いやいや、そんな中に性別の壁を越えた劣情? 露骨に言わないのがブロマンス?口を慎みなさい? いやぁ、その辺はわからないあっしなんですがね。 ただ、あっしの趣味趣向から言わせていただくと このお話のヒロインは景清君である。 え?何言ってっかわかんねーです? このお話のヒロインは景清君である。 これを聞いたあなたはきっと少しばかりこのお話を勘違いするのかもしれない。その間違いは読んで、貴方自身が正しに行こう。受け止め方は人それぞれなのだから。 だけど、日間ランキングに初めて載って以降2週間でポイントを4倍弱まで伸ばした事実が。その実力がきっとあなたを満足させてくれると思う。 魅力的なキャラクターには何させても面白い!
レビュー作品 怪異の掃除人
作品情報
恋物語だよ。 恋物語だ。
投稿日:2019年3月1日
突如行方を眩ませた彼を追う、私。 これは二人の恋物語だと思う。 多分このお話ってプロットとか重要なフラグだけ羅列していったら、それを「ありがち」っていう人もいるかもしれない。 裏を返せば表現次第。 文章がすごくきれいで、引き込まれます。 そして「先読みできてしまう」その結末に、焦燥感と共に目が離せなくなってしまっていました。 あっ あっ あぁぁぁぁ……やっぱり、そうなってしまうのか。 って。
ええと、まず11話しか読んでない自分がレビューする愚行をお許しください。そのくらい衝撃だったんです。 このお話は恐らく序章として書かれているだろうこの11話で、もし終幕となっていたとしても、自分は「悲劇」としてこのお話に十分満足していたでしょう。 そのくらい主人公が魅力。 あまりにも人間らしく。生々しく。それでいて優しく。儚く。悲しい。作者様が最初の山場とされているらしい9話まで読んだら、その件がまとまる11話まで読み手が止まることを許さないでしょう。 そしてそこから始まる今後に期待が爆発寸前です。 冒頭に「掴み」持ってこない作品が、けれども読み進めて「アタリ」だった時の満足感を、今感じています。 此の言が、まだ見ぬ同士の手を動かすに足れば、と、願ってやみません。 ※このレビューはすべて読み終わった後に変更される可能性があります。ごめんなさいすいません。