レビューした作品一覧全3件
普通じゃ無い男が普通じゃない場所で普通じゃないことをする物語。 理屈っぽい文章はダレがちだが、つい続きが読みたくてページを捲ってしまう描写。 人間関係以上に熱意を感じるメカへの愛。 そしてよくある組織内ゲバ。 現時点では世界の謎とか黒幕的ななにかはほとんど分からないけど、更新が楽しみで仕方ない一作。 レビュータイトルの通り引きがワクワクさせられすぎてたまらない!
と、言いたくなる作品でした。 悲劇×悲劇=大きな悲劇…だったはずだけどどうしてこうなった、というお話です。 ボケが挟まってない頁は数ページしか無いというくらいボケ倒してます。 伏線の回収も上手く、また間延びしないため感心しながら笑える飽きない物語です。 個人的には陛下と宰相のやり取りだけの1頁がシリアスギャグとしての完成度がピカイチでした。いいこと言ってるのに字面で笑うわあんなん。 レビュータイトルの通り、リアルタイムで更新を待ちながら毎話ツッコミを入れれなかったことを悔いるくらいにおすすめします。
予想外の面白さがある作品
投稿日:2020年7月10日
所謂追放物、その派生として婚約者や脇役からの視点のお話というのはそれなりに数があると思います。 しかし、ガヤとされる側にここまで視点を置いて展開されている作品は少ないのでは無いでしょうか。 導入はテンプレ、設定も割とよく見かけるものでしょう。なろうを読み漁る読者の方たちなら裏設定は容易に想像出来ると思います。 1頁の文字数もそこまで多くなく、各個人の視点もそんなに独特な…という点は少ないのですが、逆に次々と頁をめくって読んでしまいます。 ただのざまぁではなく、主役追放後の問題と成長、変化を細かに書いた作品だと感じました。 何よりソワソワさせられるのが、ある人物達の心情がほぼ完全に濁されている点です。想像はつくけどもしかして…と思わされる書き方がこの作品の魅力だと思います。