皆さんはドMというものをどれほど知っているだろうか?ほとんどの者は軽度のMを想像するだろう。だが、この作品の主人公はひと味違う。
主人公は作中で『利他慈善の勇者』とよばれているのだが、実際、主人公は自分の欲望を満たすことしか考えていない。だが、その自己犠牲の行動から、人々に勘違いされ、聖人の様に祭り上げられるのである。
いくらなろう広しといっても、この主人公よりも欲望に忠実な主人公は私は一人しか知らない。まあ、やっていることはあの強姦クソ野郎とはまるで真逆だが。
他に本作の魅力として、主人公を含めた個性的なキャラクター達が挙げられるだろう。王都では悪名高い国王や『癇癪姫』や、悪人ぶっころ騎士などetc.それが魅力ではあるのだが、ハッキリいって皆頭おかしい。まあ、それが魅力なのだが。
皆さんも是非この作品を読んでみては如何だろう
完結おめでとうございます。
ミリヤム可愛い。