卓越したテクニックを持ちながらもマニアすぎて売れないオッサンバンドマン・太郎が、女子中学生・まひると入れ替わることから始まる本作。わりと初っ端からギターテクを発揮しまくり、天才の名を欲しいままにしたりチート展開が最初は続いて気楽に読めるんですが(これがすごい愉快笑)、まひるとして生き、色んな出会いのなかで太郎の世界が次第に広がっていき、人間的に成長していきます。
その後、親友のひな、かなとバンドを組むことになるまひる。ひなはエレクトーン経験を持ち、オタク受けするルックスの巨乳、かなは関西弁の陽気な美人ベーシストと属性盛り盛り。ほんのりした百合描写もありますがプラトニックでかわいいです。いや結構イチャイチャだからプラトニックではない…?笑
あと本作は作者さんの音楽的経験や知識が遺憾なく発揮された作品です。なろうには取材や裏付けに乏しいリアリティに欠けた作品がありますが本作は一線を画してます。