歴史とも言えるくらい古い過去。そこから発生し続いてきた呪いと偏見・差別。人間の生活に寄り添う、神獣たち。国と国との、昔からの因縁。すぐ隣にある魔法。淡い恋心のあきらめと希望。
霧をかき分けて進むように、常に謎がつきまといます。読み進めれば、きちんと解明されていきますから、ご安心を!
不遇な一人の少年レツが成長していくのを中心として書かれていますが、ほんとうの主人公はこの世界そのものではないかなと思えます。
悪役と呼べる人も、その生い立ち・背景・どうしてそういう行動に至ったのかが細かく書かれています。つまり、『なろう』らしくない。
この話は、苦手な人と、どっぷりはまるくらい好きって人に、分かれる作品だと思います。
ファンタジーの原点、癒しと再生。
ファンタジー好きの貴方に読んでほしい。自信を持ってオススメします!!