碧眼の彼女という、タイトル。
内容を知らない者が目にすると、
普通にある瞳の色だろうと思う。
しかし、『死人』の存在。
『ゴミ箱』という、成れの果て。
世界観を目の当たりにすると、
その意味が、彼女の苦悩が浮き彫りにされる。
バケモノ。
罵られ、疎外され、受け入れられず。
相沢 未来という碧眼の彼女は、
心無い言葉に、深い傷を負っている。
幼なじみの少年、土屋 隆一郎は
近くでその姿を視界に入れ、支えるように
傍に寄り添っている。
未来を守れるようになりたい。
全部守りたい。
彼の思いが、
唯一の武器・『キューブ』に籠められる。
傷つきながらも手を取り合い、
支え合う素敵な二人を、私はこれからも
見据えていこうと思います。
決して綺麗ごとでは済まされない、物語。
苦しみながら足掻き、震えながらも手を取り合って
成長していく二人を、
みなさま是非ご拝読ください。