レビューした作品一覧全2件
碧眼の彼女という、タイトル。 内容を知らない者が目にすると、 普通にある瞳の色だろうと思う。 しかし、『死人』の存在。 『ゴミ箱』という、成れの果て。 世界観を目の当たりにすると、 その意味が、彼女の苦悩が浮き彫りにされる。 バケモノ。 罵られ、疎外され、受け入れられず。 相沢 未来という碧眼の彼女は、 心無い言葉に、深い傷を負っている。 幼なじみの少年、土屋 隆一郎は 近くでその姿を視界に入れ、支えるように 傍に寄り添っている。 未来を守れるようになりたい。 全部守りたい。 彼の思いが、 唯一の武器・『キューブ』に籠められる。 傷つきながらも手を取り合い、 支え合う素敵な二人を、私はこれからも 見据えていこうと思います。 決して綺麗ごとでは済まされない、物語。 苦しみながら足掻き、震えながらも手を取り合って 成長していく二人を、 みなさま是非ご拝読ください。
レビュー作品 碧眼の彼女
作品情報
レビューを初めて書かせて頂くので、 失礼があったらご容赦ください。 『歪―ふせい―』の時からの一ファンです。 椿 冬華さんの世界は、とても衝撃で さわりの冒頭から物語に引き込まれる感覚でした。 言葉もストレートで分かりやすい。 読むのを止められない作品です。 心情を描く、魔女の言葉。 その住人たちの人生。 全てがもれなく伝わりました。 その中でいろんな料理と食べ物が出てくるシーン。 「人は食に始まり、食に終わる」 『食』は人間にとって生きる為の活力だと、 この作品を読んで感じました。 とても楽しく、興味深く読ませて頂きました。 ありがとうございます。 これからも、新しい作品を期待しています。
レビュー作品 さいはて荘
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