レビューした作品一覧全3件
楽しく読ませていただきました。 初め、これはバトルファンタジー?現代ファンタジー?と思いましたが、結果的に「現代×和風×バトルファンタジー」に行きつきました。 この作品の面白さは、人が必ずどこかかかえる欠損を補うための倶纏という存在です。また、「戦力」になりえますし、会話することによってバディ的な存在にもなり得るという。発想がとても面白かったです。 そしてなんといっても、この小気味良い微弱なハーレム感。実は苦手な男子×多数女子の構図もとてもすんなり受け入れられました。それは一重に、主人公詞御の鈍感さの程度がとても心地よかったからではないかと思っています。 いつもと違う和風ファンタジーをご所望ならこれ!バトルファンタジー苦手な方でも大丈夫! 是非ご一読を!
翠の明るさに惚れます。
投稿日:2021年3月23日
翠の持ち前の明るさに魅了されました。 拙作のヒロインと同じ名前の持ち主なので、一際うふふと笑ってしまうことが多く、親密に感じました。 島々や大陸についても書かれており、最初判らなかったことも段々とわかってくるような不思議な感じがしましたが、作者様がSFメインで書かれていることを知り、納得しました。 完結作品のため、手に取りやすいと思います。 是非ご一読を!
違和感のない美しい物語
投稿日:2021年1月17日
近世のような世界観に生きる国王と、祖人の「船」であり「王の宝」と称される人工知能(王の願いにより少女の器に入っている)の物語です。 とても素敵な物語です。もちろん、国王が大切にしている王の宝が辱めを受けるシーンには涙ぐみました。ですが、それでもなお、国王は王妃となった彼女を愛し続けるのです。 人工知能であることに後ろめたさを持っている彼女を心の底から愛しているのが、作品を読んでいてとても刺さりました。 続きがとても気になる作品です。ハッピーエンドかはわかりませんが、二人にとって、ハッピーエンドになることを願っています。 是非お読みください。