ランキングに表示されて、気になってブックマークしていましたが、何となく読み出せず。 しばらく経って、ようやく読み始めて。こんなに色々なことを考えて、感情を揺さぶられたのは、ずいぶん久しぶりです。 今までの自分の過去と、もう会えなくなってしまった人達を振り返りながら。 気軽に休み休み読むつもりが、どっぷりと。 不器用で、幸が薄かった二人が、安らぎを得られるように祈りながら読み進めています。

主人公がどうしようもなく好きになった女の子は、どうしても彼に恋愛感情を抱くことができないまま、二人の距離が縮まっていく。 報われない、届かない恋はただの呪いなのか、どうしようもなく好きな気持ちを、どうすれば諦めることができるのか。この想いを捨てることができれば、幸せになれるのに。恋が愛に変わることが、救いになる？ めでたく完結を迎えた今こそ、必読の名作です。 主人公と彼女のやりとりに一喜一憂し、悶え、苦しむ仲間に加わって下さる方をお待ちしています。