歴史のうねりに儚くも果てる人々、成功者以外の非業に倒れた人に転生したら貴方はどうする？ 　この物語は源氏二代目源頼家に転生した主人公の血まみれサバイバルの半生記。 　史実でも内ゲバと陰謀とどさくさ紛れの鏖殺で誰が敵で味方なのかもあやふやな中、下手に未来知識があるために身内のはずの北条氏はまるでラスボスのように幻視され如何に生きるのか懊悩する主人公、唯一のチートが転生モノ定番の詳細な歴史知識でも近代農法でも近代兵器開発でもなく、現世船乗りの父親から叩き込まれたヨットなどの風帆船による航海技術をたったひとつの武器にして主人公は歴史にひとしずくの小さな波紋を起こす。 　不思議な事に国内はまるで史実に追走するような道を辿るが、主人公たちの住む日の本の外は小さな波紋が大きく広がり太平洋を世界を飲み込みその歴史のルートに大海嘯を轟かせる、果たして主人公と日本の行く末は！？以下本編をお楽しみください♪

　仏教説話や今昔物語などで過去の亡霊が迷い込んだ旅人と語り合い、己の死後の顛末を知り自身の囚われた妄執から解脱し解放される。抹香臭く誰もが顧みぬ古の物語が現代なろうファンタジーに於いて換骨奪胎されたキラリと光る珠玉の掌編。 　メインの語り手となる旅人役のコーンウェル氏は学究肌の人物なためにメロドラマ調の物語には描かれないがコーンウェル氏のかっちりとした史書のような「語られぬ最下層の魔女」の考察とそれを聞き自身の犯した悔いに囚われた亡者の「失った妹」への思い、これらが縦横に織られ浮かび上がる苦い結末とそれを越えた先に見える蒼天の如き爽やかさに美しさすら感じました。 　悲しみの中にそれを越えた未来を感じさせる作品をこれまで何作もなろうに上梓している高島松先生の新たな心境地、読み専の皆さま方ゴールデンウィークのお供にいかがですか♪

　転生者が秘められた力や記憶を取り戻し世界へ羽ばたく！ 　一時代を築いたザマァのテンプレのような始まり「魔力少なきゆえに捨てられた少女」の姿に誰もが不憫な主人公の鮮やかな成長とその後のザマァを期待することでしょう。 　しかしそんなドス黒い思惑がお有りならば、ここでそれを置き捨てていただきたい。 　主人公は並の読者ならば悔しく思う事を全て受け流します、それは幸せに生きる事とは関係ない事だから。 　捨てられても 　陰謀に巻き込まれても 　呪術で人形にされても 　巨大なゴーレムに踏みつけられても 　嫌われる友と共に排斥されても 　聖なる組織に理不尽な謗りを受けても 　それら全てに主人公は抗いはしますが過剰な反撃や無益な殺戮は決して行いません、何故ならある意味彼女は生きることに真っ直ぐだから。 　安易なザマァはないけれど(^◇^;)ハートフルなストーリーを求めるあなたへ。

　現代に突如現れた無数のダンジョン、同時に人々に宿る能力。 　もう、これだけでワクワクしてきます。 　読者は主人公がどんどこ成長するだろうと思い、ダンジョンでのハック&スラッシュ、手に入れた素材やアイテムで世界を驚かせるんだろうと思いますよね。 　でも世知辛いことにそうはならなかった。 　増え続けるダンジョンに物流は崩壊し、人類は都市国家のように城塞を高く巡らせて引き籠る。 　現代社会と同じ生活を謳歌する内側とインフラもなくモンスターに怯える外側、究極の格差社会が出現します。 　そんな中ひたすら能力を研鑽し続けたおっさんが廃墟の世界で悠然と立ち上がる、彼の持つスキルは破壊の元凶たるダンジョンが資源の宝庫へと変えられる可能性を秘めていた。 　足らぬモノを切り捨て 実は未来のない裕福な内側とダンジョンから得られる物資で復興に湧く捨てられた人々。 　今 逆転が始まる！ 　

ナーロッパファンタジー世界に転生した貧乏貴族の末娘ネムは不思議な指輪に導かれ、様々な地を巡り歩きそれぞれの世界の苦しみ悲しみを取り払い彼らの笑顔を取り戻す異世界行脚を繰り広げる。 そんな中、異世界から持ち込んだ奇妙な種が世界樹として花ひらき 困窮する父親の領地に福をもたらせたネムを周囲は精霊の愛し子と呼び慕う、そんな皆んなのために、もっともっとがんばろうと小さなおててを握りしめ可愛い幼女が世界を行き来するハートフルストーリー。 日曜朝に流しても違和感のない小さなお子さまから大きなお友達まで満足できるその裏側では… 幼女の中に潜むモノ、それは現代社会からの転生したオッさんの魂！、娯楽少なきこの世界でその魂はオモロい物を求め動き始める。TOUFU力に目覚めたオッさん幼女がキグルミを纏い、楽しい事を探しているうちに知らず世界崩壊フラグが踏み潰される、ところでこの魂を浄化できる方はどこですか？

①ＶＲゲームにダイブした少女が作成したリバーシブルキャラの生産特化オッさんを開幕キャプチャー大失敗 ②地球が幻想世界と融合し世界が崩壊する ③なぜか少女とオッさんが②の崩壊世界に顕現する、これが少女の世界の未来なのかオッさんのＶＲゲームがリアル化した世界なのかは読者にすら分からない ④オッさんのリバーシブルキャラを呼び出すとオッさんと入れ替わりに課金ビルドした戦闘特化キャラのアリスが現れる ⑤魔法と欠損した科学が混在した崩壊世界の東京を生き抜く為に少女とオッさん(アリス）は奇妙なふたり旅を始める (´Д` )箇条書きにしても簡潔になるどころか混沌とする背景、しかし文章は軽妙洒脱でオッさんと少女たちのスチャラカ珍道中に引き込まれていくのです。 とりあえずアレだ、頭からっぽにして楽しめば「吉」‼︎

どこにでもある痛みや辛さ、我々のように鈍い者やそれらを受けずに済んだ半端者が痛みや辛さを理解できず冷笑し通り過ぎるだけの歪んだ日々。 そこにひとしずくの異物が混入する、始まるのは歪みの中に隠されていた亀裂の拡大とそこから続く日常の崩壊。 ある者はしがらみから抜け出し舞台から消え、ある者は疑心暗鬼を撒き散らし混沌を呼ぶ、またある者は空虚な断罪に利己の心を満たされ歓喜に震える。 異物が齎したもの、それは福音か？呪詛か？ ありふれた平均的な　だからこそ歪みきった高校生たち、悪意なく立ち回る　故に腐臭を放つ大人たち、我々が振り返った時そこにある当たり前の風景、だからこそ この物語は読んだ者の胸を叩き問い掛ける。 歪んだ奇形の世界で、キミはマトモでいられたのか？ 歪んだ世界ではマトモなモノこそ歪んでいたのではないか？ 　　　姉原サダクは歪まない

朗報！！ バッド先生を識る、すべてのオッさん少女のバディものが好きな貴方達。 異世界アリスが帰って来た。 なろうに再びゲーム脳筋少女アリスとヘタレなオッさん鏡が帰って来たんですよー！！（感涙） とにかくこれでわかる奇特な同士たち。 早く画面を開いて(´ω`)あのへっぽこ珍道中が続いています！ この衝撃と感動をなんとか伝えたくて奇妙なレビューとなっております。 (≧∀≦)しかしせめて発光信号弾ぐらいのことはやりたくて自爆必至の文章を書き殴っている自覚はあるけどやめられない♪ もはや何が言いたいのかアレなんでありますが。 (ー ー;)読め、読めばわかる！ そしてわかる人たちに(´⊙ω⊙`)届けこの思い！ なおこのバタバタしたレビューはいつかまともに書き直させてください。 あと、いまさらですが(´ω`)/おかえりなさい「ゲームの国の異世界アリス」 やったぜ！！

　目覚めたら赤ん坊、現代成人の自意識を持つ彼はその状況に戸惑う。 　知識はあれど浮かばぬ前世の記憶、ありがちな神との出会いやチートを得る描写もなく寝返りすら出来ないフニャフニャの赤ちゃんボディ。 　できる範囲の状況分析の結果、良かった事は自分が領主の息子である事（やったね貴族の地位）あかん事は赤ん坊の立ち位置にいても聞こえてくるお先 真っ暗な領地の未来（ジャガイモ飢饉のアイルランドの様な状況、乗っ取りを企てる他領の陰謀） 　次々と予見できる試練を前につかまり立ちもできぬ赤ん坊が立ち上がる。 　素直で弟思いの兄を機動力に貧乏領地を駆け巡り領地の改善改革の手を洗い出し、純朴な周囲を兄を隠れ蓑として現代知識による内政無双を始めた。 　食糧対策、魔物の氾濫、借金返済、産業の育成、そして腹黒男爵の陰謀阻止、おむつも取れぬ赤ん坊が挑む半年の熾烈な攻防戦。 　果たして起死回生なるや？

ゾンビパニックで滅んだ、そんな世界でも俺たち人は日常を取り戻そうと足掻く。戦って人の生存圏を広げ文明を復興する。俺はヘタレで芸もないが行商で各地を巡り物資不足で困窮した連中が笑顔になるのが嬉しくて つい無理をしちまった。グールの群れに襲われ、最期に見えたのが行商のイロハを教えてくれた親分が俺を救おうと駆けてくる姿。その時思った、まだ親分と一緒に旅を続けたい！ そこで俺は生を終えた…はずなんだが、テンプレの様に女神が現れ「お前が慕う者はいずれ世界を渡ります、それにお供するならチートな体を与えましょう、きっとあちらでモテモテですね〜」なんて問い掛け笑う。 時間も場所も越えて全ては変化した…見知らぬ異世界で親分は何故か幼女化し俺は髭マッチョの山賊勇者。親分は俺のチートを理解し無理を押しての特攻を多様する日々、俺の体は休めば治るチートボディだが心がつらい。誰か異世界の労基署を俺に教えて！！

人の行く末を決めるのは、偶然か必然か。 オッさんの運命を決めたのは、万馬券で手に入れた980円のゲームディスク。 課金し強化ビルドされるゲームキャラ。二人のメイドからおざなりな説明を受け、ゲームオーバー。 ぶらりと訪れたアキバで唐突に始まる世界の崩壊、そしてオッさんは死んだ。 目覚め、気が付くとオッさんは強化ビルドされたレキの躰になり、信頼できぬメイド達は現状の報告を行う。 悪徳は怪物となり破壊される日常の中、わずかに命脈をつなぐ人々がいる、ヘタレなオッさんは無敵のレキと一心同体と成り、オッさん少女としての痛快なる旅を始める。 救われぬ命を救うため、オッさん少女は時に鉄パイプを振るい、時に流れの行商人になり、時にダンボール箱で駆け抜ける。 訪れる自宅での安らぎ、増え続ける外部の勘違い。 いつか大地に安寧が訪れるまで、オッさん少女は止まらない。 あとは、本編にて。日々の更新に感謝を捧げて。