レビューした作品一覧全5件
 さァさ皆の衆、お立ち合い! 花のお江戸は今日も、てんやわんやの大騒ぎだ。その元凶はご存知、そう、ドクター◯松も顔負けの(てゆーか、ほとんどキテレツ大百科ww)マッドでキッチュな発明家クレージー右京こと、呉石(くれいし)右京だ! でも気をつけな。ヤツは発明のためならお屋敷も爆破するって噂だww そんな彼を取り巻くサブキャラたちもあなどれない! 右京の天才ならぬ天災ぶりに翻弄されつつも、ちゃっかり頼りにしてるちょーイケメンの江戸家老・片杉(かたすぎ)左内。わき役のクセして主役を食ってしまうほど面白キュートな双子の小姓・忠太郎&忠助ブラザーズ。志村◯んも顔負け、楽天家で遊び人のイケイケお殿様・天晴(あまはら)美行守。そんな愉快で破天荒な面々が織りなす、胸のすくような超科学的時代絵巻だ。さァさ皆の衆、これはもう読まなきゃ損すること請け合いだよ!  もう異世界ファンタジーが一番なんて言わせない!!
「えっ、前頭葉の約90%がSF脳という天崎さんがファンタジーですか?」とファンを驚かせた今回の新連載。もちろん、よくありがちな異世界トリップものではない。  主人公である凌と美桜が干渉できる裏の世界”レグルノーラ”は、荒廃した未来都市像を彷彿とさせながらも、空には翼竜が飛び交い、砂漠のなかを帆船が滑るという凄い世界。基本、胸キュンでツンデレの学園ものでありながら、一方で映画「マトリックス」のような硬質でいてスタイリッシュなストーリー展開は、読者をけっして退屈させません。その根底にあるのは、洗練されたSFワールドと、ポストモダニズム的なファンタジー世界との融合。そしてひたすらエンターテイメントを追いもとめる作者の、あくなきモノ書き魂。その創作手腕はじつにお見事で、読むものをぐいぐいとアナザーワールドへ引き込みます。  冒険はまだ始まったばかりですが、絶対に読んで損はなし。ぜひ、ご一読あれ!
古都に人情あり。物語のうらに怪異あり。そして一閑人には今日も、わけありのお客が人目を忍んでやって来るのだった……。京都の古い町並みにたたずむ一軒の骨董屋「一閑人」。そこへ持ち込まれる品物は、なぜかいわく因縁の有りげなものばかり——。古都の美しい風景をバックに、ときに恐ろしく、ときに悲しい物語が読むひとの心を打ちます。連載ものですが、一話ないし二話で完結する読みやすい物語集ですヨ。不思議な話好きなかたに、ぜひお薦め!
けっこう怖かったり……
投稿日:2010年8月26日
内臓ぐちょぐちょのスプラッターも怖いし、モンスター暴れまくり殺しまくりのパニック小説も怖いけど、ひたひたと迫りくる得体の知れない不条理感に満ちたお話も、なかなかに怖かったりします。 このお話は、シュルレアリスムの絵画などに見られるような言い知れぬ超現実感と恐怖を読む人に抱かせます。それは、とりもなおさず人間という存在そのものの怖さだったりもします。 とにかく一読あるべし!
レビュー作品 さきぶれ
作品情報
SSを書く場合は、起承転結に気を配ってストーリーを練らなければならない。なにせ短いお話だ、『起』の部分で素早く物語の世界に引き込んで『承』で一気に話を膨らませる。そして『転』であれっ? とびっくりさせておいて『結』でなるほど~と唸らせる。この小説は、まさにそんなSSのお手本みたいな作品だと思う。もう太鼓判押しちゃうよ!
レビュー作品 大凶の女?
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