『白夜いくと』という作家を知っているだろうか。
わたしがこの作家の作品を初めて目にしたのは詩作品だった。
それは心をがっしり捕まえて離さない、すごい作品だった。
わたしはそれからずっと、彼女の作品を追い続けている。
悩み、苦しみ、もがきながら、それでも彼女は書き続ける。
『小説家になろう』は、その様子を感じ取れるサイトだ。
何もできないながら、ずっと応援していた。
この作品を読んだ時、わたしは胸が震えた。
毎話毎話、いつもいつも震えながら読んでいる。
『白夜いくと』はまさしく作家である。
彼女の魂は、才能は、真実「作家」なのだ。
世界の温かさが、現実の残酷さが、優しく穏やかに紡がれていく。
白夜いくとの作品の中でも、この物語は群を抜いている。ぜひ、読んで欲しい。
この物語が胸に触れてくる、その温かく優しい手触りを感じて欲しいから。