不遇、苦痛、苦難、絶望、悪意だらけの世界の中でがむしゃらに生きる主人公の姿に感銘を受けた。
主人公だけでなくメインとなる騎士団の一人一人にしっかりとしたバックボーンがあり、物語が進むなかでそれらの人々が抱える後悔や葛藤を主人公が解決していく様は読んでいて非常に読みごたえがあった。主人公の生きざまを見て変化する周囲のキャラクター模様も読んでいて心踊るものがある。
よくありがちな最強ものではなく、主人公が強者であるものの常に彼自身も後悔や葛藤を抱え、それに苦しみながらも戦い続ける姿勢に続きが気になり一気に読みきってしまった。
まだ未完結の作品なので作者様が最高の結末に仕上げてくださるのを期待して続きを楽しみにしてます。