「悪しき魔女」「触れると腐る」
そんな噂が蔓延して苦しい人生を送るルーナ。彼女が心の支えにしているのは、「誰かさん」が送ってくる果物入りのバスケット。そんなルーナの元に、心臓に問題を抱えた騎士フォルがやってきて、二人の同棲生活が始まり……?
僕は大学の頃、犯罪心理学の講義で行われた「犯罪者予備軍調査」という検査に見事に引っ掛かりまして、周りの人からえらい目で見られた記憶があります。「犯罪者」として扱われる気持ちは、本作のルーナの気持ちに似たところがあります。
そんな僕に研究室の恩師が言ってくれた言葉は、「何になるかは選べる」ということでした。
本作のルーナは「選べる」女の子です。周りの噂に流されて犯罪者になることはありません。しっかりした子です。
騎士のフォルはそのことが分かったんでしょうね。二人の愛、熱いです。何だか読んでるこっちが照れちゃう。
是非、読んでみてください!