主人公はいたって普通の平和日本でそだったのほほんとした男性、特に頭がきれるわけでもなく、特に肉体的に能力が高いわけでもなく、当然魔法なんてないなか、40億という巨額な資金をバックに、現代文明の力を使って領地や国の出来事に巻き込まれていくっていう少し変わったお話です。本人になんのチートもなく、現代文明の製品をみつけてすごいだろーを繰り返すだけなんですが、そのおかげで現地の人間がチート能力を身につけてしまうとこととその人たちに神様として絶大な支持をされてしまうところがこのお話の面白みの一つだと感じています。物語全体として、とにかく普通に考えて無理でしょ?を「異世界ものだからいいでしょ?」とにならず、普通の目線だからこその視点がいくつも出てきます。(15~6歳のヒロインと恋仲にならない点もその一つ。)一気に読めましたし、まだまだ終わりは遠い感じですが、とても面白い作品だと思います。