人は弱く、脆い。絶望と向き合わず逃げていい理由だけを探し続けている。それでも、怖くて辛くて逃げ出したくても折れてやらねぇと叫びひたすらに絶望を絶望させるヒーローとして輝く明日を求め続ける。そんな彼を貴方達はどうせ小説だしなと、俺らとは違うからとバッドエンドをリアルと思うのだろう。だが、ちっぽけな高校生はヒーローとして生まれたから、強い力を持っていたから絶望と向き合えた訳じゃない。弱くても守りたい物があるから、少しだけ他人よりも頑張れただけ。その小さな小さな背中に眩き煌めく希望の光はきっと世界で最も尊くそれでいて美しい命の王としての覚悟がある。嘆くなら嘆けばいい絶望ならすればいい。それでも!諦めないと叫ぶ舞い散る閃光はきっと貴方を照らしてくれる。
ギャグとシリアス入り交じる、ホップで堅苦しくも不変的で無常的な、歴史と宗教と生命哲学による恋愛と推理のある真面目で荘厳な常識的な狂気による厨二小説