素晴らしいの一言
きっちりと断罪をし、己の死をもって少しでも罪を軽くしようとする謝罪を拒絶し、利用されるのを避け、かつ後悔という軛を穿つ、その覚悟が鬱くしくも華々しい。
きっちりと爆弾を仕込み爆破させ、仕留め、苦しめる仕返しにとってもスッキリする。
と、同時によく彼女は洗脳もされず正気を保てたと驚きます。染まっても地獄な環境であったので、染まりきれなかったのかな?
最終章だけを読んでもなんとなく察せれるとは思うが、きっちりと隅から隅まで読み込んで欲しい作品です。
個人的に短編を読んだ時から父王やその国の行く先が気になっていたので、補足が読める!と喜んだ小説です。
どうぞ皆様、理路整然し読み応えのあるこの作品を読んでみませんか?