最初読んでいてエミリーが本当に好きになれませんでした。相手のことを考えているように見せて自分のことを一番に考えてそれで最終的には自分のことでいっぱいいっぱいになって相手強く当たる感じが僕の周りにいる人にすごく似ていて、これがヒロインかふざけてんのかと思ってました。ただ読んでるうちにどんどん引き込まれて行ってそういう懐疑的なものさえも作者さんの術中にはまっているんだと気づかされました。エミリーだけでなく作中の魅力的なキャラクターの感情の変化がとても面白く、ファンタジーというよりもヒューマンドラマ見たいな感覚でたのしんでます。たまーに急な設定にびっくりしますけど、それも含めてすごく考えられてるのが伝わってきて先の展開が気になる作品だと思いました。めっちゃ面白いです