レビューした作品一覧全14件
お腹いっぱいは幸せなことです
投稿日:2022年6月14日
本作品は、どうぞ絵本を読む感覚でおよみください。 小さな子供と一緒に眺めながら、読み聞かせしたくなります。 一緒に声を出して読んでも楽しいでしょうね。 私ひとりで読んでも幸せな気分になれました。 言葉と挿絵が、おいしそうに混ざり合った作品です。 この作品をどうぞ『めしあがれ』。 『ごちそうさま』は、しあわせの合言葉です。
レビュー作品 めしあがれ
作品情報
ある図書館の日常。 そこに訪れるのは、神様。 神様? 誰だろう? 自分は無神論者だ!関係ない…なんて思っていませんか。 そんな事ではないのです。 もっと規模が大きな、私たちの言葉で例えるならば宇宙規模の図書館なのです。 もしかしたら、宇宙にはもっと大きな単位の違う言葉があるのかもしれません。 広い広いそれはとても大きな世界。 今日、この星の本を借りて行ったのは、どの神様でしょうか。 できれば自分の願いを叶えてくれる神様だったら嬉しいですね。 私たちは手のひらの中の小さい存在であると考えさせられる作品です。
レビュー作品 神さまの本。
作品情報
祖母から受け継がれた宝物を切っ掛けに主人公は、驚くべき世界へいざなわれる。 時にその世界の人から厳しい言葉を浴びせられたりもするけれど。 それさえも打破する力が主人公にはあるのです! まだ目覚めていないチカラ…。 そう!自信はないけれど、主人公は…。 全部、ワタシに置き換えて見ても良いでしょう!! 誰もが夢を見た世界がここにあるのです! 宝物は、亡きおばあちゃんとお母さんが残したコンパクトです コンパクト。 それだけでワクワクしませんか? その世界は良い事ばかりではありません。 むしろ厳しい状況から物語はスタートします。 それでも…。 厳しい事もあるけれど、見たこともない世界がたくさんあるのです!! あなたも主人公になりきって冒険してみませんか? 個性あふれる人達があなたをまっております。
『みかんのふる日』初夏バージョン。 今日もみかんが降るこの街。 みかんが降るので傘をさしての登校。 みかんが降ったら授業は中止で、みかん集め。 それがいつもの光景。 みかん集めが終わったら、その後はお楽しみの時間が待っています。 この街の夏の風物詩ですね~。 円菜(つぶらないちご)ちゃん視点で描かれる、とても可愛いお話です。 挿絵も魅力的なのです。
自分の住んでいる地域、風向きによってこうなるとか、あの山に雲がかかっていたら雨。 それと同じように、今日の天気はミカンが降ります。 その地域では当たり前の事なんです。 ただそれだけ。 今日の天気はミカンが降る。 ミカンがぽたりぽたり、ぽとぽと降り始めます。 そういう地域なのです。 いつもと変わらない日常の一コマです。 降ったミカンがどうなるか、それは誰も知らないのです。 だって、そういうものだと思っていますから。
終始、雨の音が鳴りひびく。 しっとりとした現実の世界。
投稿日:2022年6月2日 改稿日:2022年6月2日
なにか訳ありげの主人公の女性。 自分の色を消して生き続ける毎日。 どこから歪んでしまったのだろう。 そんな時間が過ぎて行く…。 偶然出会った昔のSNS男友達。 久しぶりにも関わらず、主人公の心は揺れる事はなかった。 その後、繰り広げられる大騒動。 主人公の気持ちは少し揺らいだようにも見える。 ハッピーエンドかどうか。 それは読み手の気持ちに委ねられるかと。 この作品は純文学としてお読みください。 いつまでも雨音が心地よく響く、そんな作品です。
素晴らしきカチコミエッセイ
投稿日:2022年6月2日
詩ジャンルのすぐ前の事。 作者は既にエッセイでカチコミしてたのです。 相互クラスターでどこまで飛んで行けるのか! ジャンル別で試す! 今回はエッセイだ! 力強さを感じます。 そんな姿勢が天晴れなのです! かっこよささえ感じます。 作品を書いている人はここを見るでしょうし。 そうでなければ?で終わります。 残念なのはお外の人に通じない所ですね。 物書き様に一石を投じる。 そんなエッセイです。
テレビやネットのニュース、ここ数年、怖い言葉が繰り返される毎日。 たまには詩など、いかがですか? 可愛い、感謝、嬉しい、好き、キラキラ、ドキドキ、キュンキュン…。 綺麗な言葉がたくさん詰まっています。 この詩集はとても素敵な宝箱の様です。 この世界は嫌な事ばかりではありません。 言葉のすばらしさを感じてください。
レビュー作品 月のうさぎ
作品情報
誰もが知っている昔話、『たられば』で溢れた昨今。 もしも遺伝子組み換えできたとしたら…。 作者は『遺伝子組み換え童話』とカテゴライズし、数々の童話を手掛けています。 都度都度に小気味の良い描写が入って、笑いを誘います。 童話だけにすぐに読み終える事ができます。 読み終えるのはすぐなのですよ。 すぐなのですが…。 読み終えた後に待っているのは…。 『このシリーズ全部読みたい!』 そんな作品なのです。 全部がお勧め作品です。
お友だち、レビュー、ポイント、評価、感想、愛してる! 愛してるの言葉にのせて、相互クラスターの需要を語る! 書き手がなかなか口に出せない言葉を全部吐き出す! どう思われたって構わない! そんなタブーに切り込む攻撃的な主張! 攻めの言葉が愛してると共に、どんどん紡ぎだされる。 新しいとストレートに感じました! 見事の一言です。
レビュー作品 大好き!
作品情報
どうかしちゃったの?そう思う詩。 1回読んで、なにこれ?で終わらせても良いでしょう。 私も最初、笑いました。 しかし、改めて読むと考えさせる事が多い、そんな世界。 他人の飼い犬がそんな状態になったら笑い話で済むかもしれません。 ペットを飼っている人なら、初めて自分のペットの性を見た時、少なからずショックを受けます。 ペットを飼った事のない人であれば、じぶんの家族に置き換えて考えたらどうでしょう。 日本人であれば、気まずい、見たくない、話題を逸らしたい、等々複雑な気持ちになります。 そんなアンニュイな気持ちが綴られているのです。 ペットは家族なのです。
実はラノベ初心者の私。 小説家になろうを覗いたら、何が何やら…。 ああ、初心者過ぎる私。 初心者お断りの世界なのだろうか。 そこで偶然であったのが本作です。 主人公は普通の少年です。 異世界転生した主人公。 特にスキルがないうえ、モンスターもいるし魔法も使える世界に転生したのに魔力はゼロ。 どうするか。 主人公は地道に努力するのです。 話が進むにつれて出会う魅力的な登場人物たち。 主人公は目立ったスキルも魔法も使えないのです。 戦闘は努力と根性と…。 そして、独りだけではないと背中を押してくれる力。 読んで行くうちに気付きます。 誰から貰った訳ではないスキルを。 それは『天然のやさしさ』です。 文字数ですか? 細かい描写や迫力ある戦闘シーン。 時にはヒロインたちとドキドキな展開。 全部がぎゅっと詰まってます。 むしろ前のめり気味にグイグイと読んでしまいましたよ。
前作から1年後。 ある事件が勃発し、使い魔すずお君は再び旅に出る(羽目にあう)。 小動物ゆえに癒し効果抜群ではあるが事件解決となると…。 役に立てるのか? ちゃんと飽きずに頑張れるのか? 気付くとリアルに飼い主の目線で読んでしまうのだ。 本作を読んで『そんな調子でだいじょうぶなのか?』と思われた方。 期待と不安が入り混じるこの感覚。 そう、これがモルモットなのだ。 前作も登場した、しっかり者のお姉さん、クレアちゃんもいるから大丈夫だと思うけど…。 『はたして、すずお君は皆に迷惑をかけずに旅ができるのか。』 事件解決の前に、まずはここから。 だってモルモットですから…。 人物(時に動物)や背景の描写が、とても丁寧に書かれています。 『すずお君のぼうけん』スピンオフ作品です。
モルモットは大冒険するのか! モルモットがうっかり人になったら…。 小動物を飼育している人間なら気になる所。 うちの子はハムスターだけど…。 うちのこはウサギ…。 うちなんてヤンチャなフェレットだよ。 そ・れ・が! 小動物ならではの大冒険をするのです! 何十年もの大冒険はできません。 だって小動物ですから。 ああ、全て網羅しているのです。 小動物と暮らしている人達に読んで貰いたい。 これからと検討している人にもぜひ…。 睡眠魔法…!! これが小動物飼いの方のハートをつかむのです。