本編は、…言い方は悪いですが正直凡百のヒロインちやほやモノという印象でした。
ですが、最終話
…の、後の「遺言」
これが、この作品における全てではないかなと感じさせられました。
感情移入するとはいえ作品内キャラクターはあくまでも作品内キャラクターで、所詮第三者目線での「共感」であり
読者である「自分」との解離は僅かであれ、あると思うんです。
そこにきて最後(…の後)の、「遺言」ですよ。
…本編でみて、感情移入してきた各キャラの事を「第三者」視点で(しかも自分と同じように好意的に)見る「遺言」ですよ。
こんなの、…………(察して)…………反則に決まってるじゃないですか!!!
というわけで、
読む際は自分を「お祖母様」の立ち位置において読むのをオススメします。
…まぁ大部分の人が自然とそうなるだろうけど。
良い作品をありがとうございました。