剣士、弓使い、魔法使いに治癒術師。
十代の少年少女の冒険の物語。
こう書くと、王道ファンタジーだと思われることでしょう。
もちろん、王道を行くファンタジーですよ。
けれど、それだけだと思ってはいけません。
こんなにも丁寧で深い物語を、そのひと言でくくることはできません。
それぞれの強い意志、それとは裏腹の迷いや弱い心、思いやり、憎しみ。綺麗なばかりではない感情でさえも、彼らの中にはリアルに存在するのです。そして、その不器用で不揃いな彼らを、読み進めるごとに愛しく感じるようになるはず。
物語の最初というのは、説明臭くなってしまいがちですが、最初の1Pから面白いのです。主人公の外見描写をあんなにも面白おかしく紹介できるなんて、と思いました。
ぜひ、彼らに会いに行ってみて下さい。
ファンタジー好きなら尚のこと、読まないと損ですよ☆