既に、英、韓、仏、タイ、スペイン、ポルトガル、ベトナム語で出版され、漫画版も韓国語と英語で出ている世界的人気作品です。
主人公は、悪役令嬢のクレアを死ぬほど推していますが、更に、この「好き」をもっと解像度高く見たらどうなるか、この「好き」を頼りにどう行動するかが、様々な伏線と絡み合って予想外の展開や情景を見せます。
他の登場人物も、キャラテンプレのコピーや作者の言わせたい台詞でできているのではなく、その人が人間として生きているのが感じられます。
こういった丁寧さと読者への配慮が、伝わりやすさと面白さと深さを共存させているのだと思います。
同性愛も作品の大切な要素で、特に「15.リリィであるということ」を読んで作品の見え方が変わった!という人が沢山います。
ただ、伏線の多くがしっかり回収され始めるのが第一部の終盤になるので、できれば先まで読み進めてみてください。
私の強火推し作品です。