レビューした作品一覧全16件
それは最高のごちそうです
投稿日:2013年6月14日
とてもやわらかな雰囲気と優しさが溢れている作品に感じられます。 初々しいカップルの一人称視点で書かれているこの物語は、短いながらも主人公の心の機微がしっかりと書かれています。 そこから感じられる物は人それぞれかもしれません。 このような恋愛に憧れる人もたくさんいるのではないでしょうか? 心理描写だけではなく情景描写も生きているので、光景を目に浮かべる事もできるかと思います。 人は時に失敗をするものなので、前向きに生きてみるのも良いのではないでしょうか。 そんな事を感じる事ができます。 あなたも暖かな恋愛を体験してみませんか?
あなたは誰ですか?
投稿日:2013年6月12日
自分を自分と定義している物とは一体何でしょうか? そんな難しい問題がこの作品のメインテーマとして添えられています。 文章量自体は多くない物の、主題がはっきりとしている分意外と中身を濃く感じる事ができるかと思います。 一人の少年が見る夢は何を表しているのか。 一人の少年が出会う人は何を齎すのでしょうか。 少し重い雰囲気を感じさせる所も、テーマの難しさやそれについての考察をより印象付けさせてくれる作品です。 あなたも自分について考えてみませんか?
レビュー作品 りしゅ
作品情報
豪快さと繊細さが混ざり合った作品です。 短編としては比較的文字数がある為、気軽に読めるお話とは言えないかもしれません。 しかし、それだけの文章量があるおかげなのでしょうか。 前半・中盤・後半にかけて少しずつお話のイメージが変化していきます。 ちょっとしたギャグテイストな部分や、やや難しい話題まで含まれています。 ここだけ聞けば雑多な印象があるかもしれませんが、丁寧に作り込まれているおかげでとても飲み込みやすい作品かと思います。 短編だから読まないなんて勿体ない。 あなたの心にもこの物語を積んでみてください。
レビュー作品 P.E.A.C.H.
作品情報
今回会うのはどなたですか?
投稿日:2013年5月30日
戦わない戦い。 意味のわからない言葉としか言えませんが、まさにそのような感じの小説だと思います。 とある立場の人の一人称で語られるお話ですが、毎度毎度会う人会う人がやらかしてくださいます。 読者の立場としては時に一緒に呆れ、時に状況を笑い、時に同情をし、時に息を飲むのではないでしょうか。 こんな人達の生活にもしもあなたが巻き込まれたならどうするでしょうか? 形式が形式なので多少の好き嫌いはあるかもしれませんが、一見の価値はあるかと思います。 あなたも愉快な人々の生活を覗いてみませんか?
基本的な設定はどこにでもある物かもしれません。 そこにあるはずのない店に"あなた"が訪れることになるだけです。 しかし、このお話はそのお店で扱う物が斬新でした。 店に掲げられているのは『自信、あります。』の文字。 そこで店主が語るのは少しだけ信じられない話。 このお話は過去に店主が取引した際のお話。と言うスタンスで各話完結型の構成がとられています。 一話だけ読んでも全話読んでもしっかり楽しめます。 あなたが望む『自信』も、ここでならきっと見つかるでしょう。
現実と仮想を行き来する想い
投稿日:2013年5月24日
この作品はひろい目で見れば設定がある程度ありきたりかもしれません。 しかし、ここ最近のなろう小説の中では比較的珍しい部類に入るのではないでしょうか? VRMMO-RPG系の物が跋扈してきている中で据え置きハード形式と思われるMMO-RPG系。 それも現実パートとゲームパートの両面から展開されています。 まだまだ連載開始されて間もないようですが、今後の展開が楽しみな作品の一つだろうと思います。 ありふれているように見えても一味違う設定を作者様がどう生かしていくのか。 あなたも是非読んでみませんか?
この作品の主人公はある力を持っています。 生まれた時から持っている自分の感覚は皆と同じ物だと幼い頃は思いますよね。 この物語の鍵はそこにあります。 普通だと思っていたのにそれは普通ではなかった。 それ故に過ちを犯し、孤立した。 そんな経験を持つ主人公が成長し、力が原因で複雑な人間関係や事件の中に投げ出されてしまいます。 このお話には少しずつ「ミステリー」と「恋愛」と「ファンタジー」の要素が含まれており、少し引き込まれると最後まで一気に読んでしまうかと思います。 ごちゃごちゃしたお話になってしまいましたが、物語を読んでどう言う意味なのかを知ってください。 主人公が何を知り、何を思い、何をするのか。見守ってみてください。 最後に、あなたがもしもこの力を持っていたらどうしますか?
レビュー作品 Don't Touch!
作品情報
その目が捉える物とは
投稿日:2013年4月5日
こんな学校があったら行ってみたい気持ち半分、怖くて不登校になりそうな気がするのが半分です。 そんな学校で起こる様々な事件。 少し不思議でどこかおかしい学校と、同じく少し不思議でどこかおかしい面々によって紡がれる物語は見ていて飽きません。 世界の本当の姿は一体どんな姿をしているのでしょうか。 「普通の人」には見えない世界は常に隣にあるのかもしれません。 そんな世界をあなたの目でも確かめてみてください。
レビュー作品 転ぶ三日月
作品情報
人が人らしく生活するのは幸せなことだと思います。 でも、人が人らしく生活できないからと言って必ずしも不幸だとは限りません。 物語はとある女性の人生が一転してしまった後のことから始まっていました。 とある生活を送っていた一人の女性はある日を境にさらに人生が一転します。 そんな物語が一人称視点で書かれているこの作品は、主人公のアルトが人や事件に振り回されながら少しずつ変化する気持ちが描かれています。 最後にアルトは何を思い何を選択するのでしょうか? それは是非あなたの目で確かめてみてください。
ファンタジー世界のチートな能力ってどのような物があるでしょうか? きっと挙げればきりがないほどの種類があるのだと思います。 この作品はその中でもとある方向性に突出したチート能力を持った人物が主人公です。 そんな彼は異世界へと召喚された人物であり、彼と出会うのは同じく異世界へと召喚された勇者でした。もちろんその人物もチート能力を持っています。 はちゃめちゃを突き詰めたチート祭りの一つの方向性を見せてもらえた気がします。 ところで、「最強」って何でしょうか? 答えは物語の中にあります。
最後に撃ち抜くのは?
投稿日:2013年4月2日
やや好みの別れる形式ですが、視点が入れ替わる形式の小説です。 ちょっとした視点のズレや、心情のすれ違い。変化。 これらはたった一発の発砲から始まります。 撃ち抜いてしまったことによって始まる物語はどこに向かって歩いていくのでしょうか。 最初に誰が何を撃ち抜いたのか。 撃ち抜いた結果は何を齎したのか。 最後は誰が何を撃ち抜いたのか。 あなたの目で見て、感じてみて下さい。 もしかしたら撃ち抜かれるのはあなたの心なのかもしれませんよ?
わかっていても苦しい罠
投稿日:2013年4月1日
もしもとても素敵な人が自分に声をかけてくれたら。好きだと言ってくれたら。 それはとても幸せなことでしょう。 しかし、その相手が惚れ薬を飲まされていたとしたらどうしますか? 薬の効果に付け込んで相手に取り入れますか? 薬の効果だとわかっているが為にその愛を素直に受け取れず、自分のことも押し込めてしまう少女。 そんな少女に惚れ薬で惚れてしまったとある男性。 二人の関係は様々な陰謀に取り巻かれながら紡がれていく。 甘い恋愛物語に薬の罠と言う名前のスパイスがアクセントとなっている物語。 是非二人の恋物語の行く末を見守ってみてください。
世界に届け、愛の歌
投稿日:2013年4月1日
とある理由から異世界に連れてこられた女性が世界に巻き込まれ、世界を巻き込みながら生きて行く。 個性豊かな面々に囲まれながら暮らすことになる王道の恋愛ファンタジー。 最初は何の力もないと思っていた。 でも、女性が歌う歌には確かな力があった。 異世界に連れてこられた時に頼まれた歌。 それは良くも悪くも世界を大きく揺るがす力となった。 素敵な歌声と共に紡がれれる物語の終着はどこにあるのか。 歌に宿る不思議な力をあなたも一緒に感じてみませんか?
全ての物語はたった一つの指輪から始まった。 成長も、出会いも、別れも、過去から続く因縁すらも。 何もかもを巻き込んだ物語の終着はどこにあるのか。 世界が何から始まってどこへ向かったのか。 全ては指輪の主となった者を飲み込みながら進んでいく。 ファンタジーの王道の中で作者の世界観や、様々な神話の世界が輝いている作品です。 あなたも世界の始まりと結末を覗いてみませんか?
レビュー作品 クリエーター
作品情報
いつも訪れていると店員に覚えてもらえる。同じメニューを頼むとそのうち「いつもの」で通じるようになる。 そんな関係の二人の物語はある雨の日から始まったようでした。 コーラの泡のようにいつのまにかできていた気持ち。それはある出来事をきっかけに、水面の泡のように弾けてしまった。 コーラがきっかけで始まった二人の関係は、最後にはどこに向かって進むのでしょうか。 コーラのように甘く、泡のように切なさを感じさせてくれる物語。 あなたもコーラを片手に読んでみませんか?
まさかそんな……
投稿日:2013年3月29日
基本的にはよくある学園恋愛物なのだろうと思います。 地味な女の子と素敵な王子様。 素敵な王子様が地味な女の子に興味を抱いて始まる物語。 本当にここまではよくある学園恋愛物に感じるかもしれないと思います。 しかし、まさかそんな物を接点にして物語を展開するなんて思ってもみませんでした。 読者への最初のヒントは魔法の言葉。 魔法の言葉の意味はわかってもなぜそれが重要な要素になったのか。登場人物の過去とそこから生まれた思いが織りなす魔法の言葉。 あなたは魔法の言葉を本当の意味で唱える事はできますか?