例のアレからこちらの方も読んでみたのだが、なるほど作者がホモネタだけの作者ではないということが確かに実感できた。
何も稀代の名作だとか、読まない奴は人生の半分損してるだとか言うほどでもないのだが、一読の価値ありとするだけの面白さというものをこの作品は持っている。
戦記モノや戦略モノに少し興味のある人には、ぜひとも勧めたい。
未だ内乱の状態だが、これから先統一に向け一体如何なる智謀・策略があるのだろうか。
狂ッテルバニアはどれほどの強国なのか。
その他にも、子に父が今後どのように関わってくるか、NINJAにはどの様な過去があるかなど、気になることは枚挙に暇がない。
そしてその謎が明かされることを待ってみたくなるだけの文章力がこの作品にはある。
作者の風評とは関係なしに素晴らしい作品である。
少しでも興味を持ったなら――いや、興味を持たずとも読んでみてほしい。